昨日、従姉妹のM姉ちゃんが東京から帰ってきた。
久々会えて、うれしかった。
迎えに行って、お昼一緒に食べて、もう誰も住んでいない、M姉ちゃんの実家である場所まで送って行った。
すでに誰もいなくなったこの家を、もう片付けて、引き払うということで…
もう、この場所に来れなくなる。
たくさん思い出がつまった、あの何百段もある石段も…
もう、ここを登ってくることもなくなるんだ。
祖父母や叔父叔母と歩いた、石段。
腰が曲がってる祖母が、小さな私をおんぶしてくれた、あの石段。
登って行く途中、よく祖父母が手を振ってくれた眺めのいい場所。
そこから、綺麗な海が見える場所。
そこから、みんなとよく海を眺めた。
祖父母の家に泊まった、いろんな思い出。
そんな、大切な場所が、もうなくなる。
そんなことを、いろいろ思いながら、一段一段、歩いた。
帰り、石段を一歩一歩下りながら、胸が痛かった。
もっと、もっと、来ればよかった。
娘たちと、もっと一緒に歩けばよかった。
そんな思いで、歩く間中、後悔だけだった。
でも、まだ遅くない。
家がなくなったって、思い出は消えない。
ここにまた来ることなんて、いつだってできる。
あの、ヘトヘトになる石段は、なくなるわけじゃない。
また、上がって行けばいいんだ。
娘たちと、また必ず歩く。
もっと、思い出語ってあげたい。
いっぱい思い出がある場所…
たくさん愛情をもらった場所…
私の大切な場所。
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