フィリピンのネイリストAKIです。

フィリピンの鉄道は、ルソン島を走る国有鉄道と、マニラを走る高架鉄道・3路線とがあります。

ケソン市に住んでいた私は高架鉄道には何度も乗っているけれど、マニラの端っこを走る国鉄には全く乗る機会がなかった。

マカティ市に越してきてからは「ぷわぁ~ん」という汽笛を毎日聞いている。
家のすぐそばには駅がある。
でもやっぱり路線上に用事がない。

国鉄はフィリピンのベテランさんでもあまり乗ったことがないと思う。
鉄子ではないけれど(ちょっとスジ鉄気味ではある)鉄道に乗るのは好きなので、一度は乗らんとな~と思っていたら、近所に住むフィリピン人友達が「明日Divisoria ディビソリアへ行くんだけど一緒に行かない?PNR に乗って行きましょう。」と誘ってくれた♪

ディビソリアというのは露店がひしめき合う、アジア~ンな場所。

ところで・・・
Philippine National Railways (PNR) フィリピン国有鉄道って一体どこからどこまで走っているの?



マニラからイロコス地方にのびる北方線と、マニラからビコール地方にのびる南方線があって、昔はルソン島北部のSan Fernando サン・フェルナンドから南部のLegaspi レガスピまでの路線を有していたそうです。


がしかし、1991年のMt.Pinatubo ピナツボ山噴火以降、北方線は全線運休となりました。
Callocan カローカンより北は廃線状態。

かつてはサン・フェルナンドまで延びていたとは知りませんでした。

南方線はマニラからレガスピまで474kmの長距離列車 Bicol Express ビコール・エクスプレスがあります。
2006年台風の影響で運休。
2010年マニラーNagaナガ間が再開され、乗ってみたいな~と思っているうちに、2013年台風の影響で再び運休。
現在はマニラーCalamba カランバTagkawayan タグカワヤンLigao リガオ間のみの運行。

復活が待ち遠しい~。
ビコール・エクスプレスにはJR東日本から譲渡された寝台特急・北陸(14系客車)が使われていたんですよ!

レガスピへは飛行機でひとっ跳び行ったことがあります。
バスで10時間の旅は全くそそられませんが(冷房地獄)、行きだけ夜行列車の旅・・・したいものです!

ビコール・エクスプレス乗車は今のところ叶わないので、まずは近場の旅で国鉄攻めしてみます。














     窓口は閉鎖ちう。

ホームで机を置いて座っている職員から購入します。




     反対側のホームへはどーやっていくのかな?




     
     ちゃんと時刻表があるです!
     30分に1本走ってます。

PNRのオフィシャルサイトにも時刻表は乗っています。

結構時間通りですよ。





     ディーゼル機関車に引っ張られてホームに入ってきます。







     日本の車両です。
    
     「弱冷房車」

     以前見かけた時は「大手町」行きでした。
     東京まで連れてけ~。

   





     通常はもっと混みこみ。

     たまたま空いていた時なのでした。




     窓は鉄格子。

     ドアの窓枠は完全シャットアウト。

     犯罪者にでもなった気分です。




     終点Tutuban トゥトゥバン駅&PNR本社。
    
     電車はオンボロなのに、妙に立派です。




     顔が見えない展示の仕方。

     置いてあるだけ??とか。




     
     帰りです。

     やっぱ犯罪者搬送車。





      10駅、13.25km、35分位乗車して10ペソ!!
  
      タクシーでは120ペソ位でした。

      ちなみにトゥトゥバン駅からカランバ駅までは約2時間、45ペソ。




     こうしてフツーに線路を渡りるのでした。

     めっちゃ暑いので、みんな傘を差しています。私もです。










     ハイウェイの脇を走っています。

 



レールの歪みがひどいのでかなり揺れます。
そしてノロノロ運転。トライシクル並み。

でもせっかく駅が目の前なので、混雑時間は避けて、またどこかへ行ってみようかな。
路線地図で研究してみよっと。

今回の目的地、ディビソリアについては次回です♪


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