ギャリーに「君の家から山やビーチは近いの?」と聞かれたので、「ここは東京都心よ。」というと、「静かなところで過ごしたいんだ、山とかビーチとか」とギャリー。

 

私は「ビーチに夏休みってとんでもないわ。イモ洗い状態よ。そして山? 山に行くと学生のキャンプでうるさいったらありゃしない。そんなところ行きたいの? 本当に静かなところで過ごしたいなら、鎌倉の禅寺がいいわ。英語を話せるアメリカ人のお坊さんがいるお寺があって、禅問答の通訳もしてくれる。良いと思わない?」 と提案しました。

 

静かでロマンチックな旅行を想像しているらしいギャリーに対して意地悪で言ったつもりの「静かにお寺で過ごす」というアイデアを気に入ったらしく、「お寺には行ったことがないから行きたいな」とギャリー。

 

どれくらい日本で過ごしたいのかと聞くと、3週間。7月15日到着という具体的な日付もでてきました。午後5時半に成田到着だと言うので、「仕事があって成田に迎えには行けないし、3日間成田空港近くのホテルで待機しなければならないはずだから、成田に迎えにはいけない」、そして成田と都心のホテルを予約しておく。成田での待機期間が終わったら東京駅で会ってから都心のホテルに案内する。ホテルまで連れて行ったらその後私は家に帰ると言うと、 

 

ギャリーは「君も一緒に泊まらないの?」というので私は「当たり前でしょ、まだそんな関係じゃないんだから」と言ってギャリーに無理やりこのプランを同意させたのでした。

 

 そして、京都も行きたいというので、「京都の禅寺に泊まって修行ができるツアーがあるので、お寺の申し込みに必要なIDカードの写真を送って」と写真を依頼。

 

日本に来てからでいいだろうとギャリーがいうので、「ダメ、人気のあるお寺だから先に申し込まなければならないの」といって強引にIDカードの画像を送らせました。 

 

「あと、鎌倉の禅寺が、あなたの自画像を描いてほしいと言っているの。コンピューターに描かせたものじゃだめよ。自分で描いて! これを使って禅寺の師匠がその人の心の中にあるものを分析して、指導に使うの」と言ってギャリーに自画像も送るように依頼。さあ、夏休みが楽しみですね!