​何年かぶりの

ピザトースト。



  ​ちゃんと好きなものを食べていた



もう何年も

食べていなかったピザトースト。





昨日、

急に食べたくなったので

お昼に作ってみたら


めちゃくちゃおいしくて

めちゃくちゃ満たされて

うれしくなった。





ピザトーストを見ると

いつも母のことを思い出す。


わたしが19才ぐらいの頃。

母といっしょに行った喫茶店で

オーダーしたピザトーストが

なかなか運ばれてこなくて、

鬼のような形相でブチ切れて

そのまま店を出た厳つい母との

懐かしい思い出。



いやいや、

そんな思い出話しが

書きたいんじゃなくて。




ピザトーストを食べながら、

好きなものを食べられるしあわせも

いっしょにしみじみ味わっていたら、


いつのまにか自然に

「ある」をみるようになっている自分に、

ちょっと感動したんです。




ずっと

「ない!ない!」って言ってたのに、


もう「ない!」って思えないぐらい、

わたし自身が変わっていて

もう元に戻れない。




「ない!ない!」って

言ってた頃は、


あれもこれもほしい!

もっとほしい!

まだまだ足りない!

こんなんじゃ満足できない!

こんなんじゃしあわせになれない!

って思ってたけれど、



ちゃんと見てみたら

いつも好きなもの食べてる。



自分が行きたくて

自分の意思でスーパーに行ってるし、

自分がほしいものを

自分の意思でカートに入れてるし、

自分の好きなもの買って

ちゃんと好きなもの食べてる。



きらいなものは

カートに入れないし、

食べたくないものも、買ってない。




わたしは木綿豆腐がきらいだから、

木綿豆腐を買わない。


里芋も手間がかかるわりに

好みの味じゃないから買わない。



ちゃんと自分の意思で

好きなもの買って

好きなもの食べてる。



なんだ、

ちゃんと叶ってるわ。