昨日は写経に行ってきました。
お空の息子のためにできること、本当にわずかしかなくて写経もその一つ、息子への供養のために始めました。
今回で5回目、般若心経をご住職とともに唱えた後、写経に入ります。
何度も出てくる「無」という文字は何回書いても格好つかないし、はらいのある字もたくさん出てくるけれど、私は下手…
でもいいよね、心を落ち着けて息子を思いながら、一文字一文字書いていく。
私はいつも護摩祈祷を見ながら、息子を思います。
パチパチと音をたてる炎🔥
ご住職の低い、けれど通る声のお経
昨日は、息子を産んだときのことを思い出していました。
胎盤が少しはがれていたのか、出血が多かったらしく、
「出血が多いなぁ、◯◯病院に搬送かなー」
なんていう産科医の声が聞こえてきてました。
「搬送でも何でもして!
助けてください!」
陣痛に耐えながら叫んでました。
でも、無事に生まれてきてくれた…
本当にうれしかった…
2才半の頃のスキー旅行のこと🗻🎿⛄
車で向かっていたペンション🚙
途中雪道になってきて、上り坂の手前でチェーンをつけようと装着場に車を止め、後部タイヤあたりに主人と並んですわって説明書を見ていました。
すると、坂道を降りてきた車が雪にタイヤをとられこっちに向かって走ってきたのです。
もちろんスピードは出てなくてノロノロ運転だったものの、私の右脇腹に追突してきました。
大きな声で叫びながら、私をお姫様だっこしてボンネットの上に乗せる主人
「どこ見て運転してんのよー❗😡」と叫ぶ私 …
我ながら自分の気の強さにあ然です…
大騒ぎしたもんで近くにいた方が救急車🚑️を呼んでくださいました。
車が好きだった息子は大喜び
「ママー、ピーポーピーポーだねー‼️」
可愛かったなぁ…
私は脇腹が大きなアザだらけになりましたが、骨折等はなく、そのままペンションに泊まってスキーを楽しんできました😁
そんなことをツラツラ思い出していたら涙が溢れ、護摩祈祷を終えたご住職につい話してしまいました。
「一昨年息子が亡くなりまして、心の置き所がなくて来させていただいてます…」
ご住職はふくよかなお顔の方で、目を少し大きく見張られて驚いた様子でしたが、
「また、来てくださいね」
と言ってくださいました。
そして、今日はお彼岸のお参りに納骨堂に行ってきました。
往復で4時間半かかるので、今日になってしまいました。
納骨堂ではいつもお花をきれいに生けておいてくださいます。
遺影の他に「映像」というところをタッチするとスライドショーで何枚かの写真が流れます。
赤ちゃんときのクリっとした目の息子、アロハシャツを着た幼児の頃の息子、結婚式の時の幸せそうな笑顔の息子、愛息子を愛おしそうに抱っこするパパになった息子…
そんな息子の写真を見ていたら、悲しみがドッと胸一杯に…
「もどってきて、◯◯
もどって来てよー」
込み上げる涙を止められず嗚咽してしまいました
本当に大切な大切なたからものを亡くしてしまったんだなぁ、わたし…
もう私の元にもどっては来ない…
あちらの世界で自由に飛び回り、穏やかで幸せにしている、と思っても、息子に会えない辛さ、寂しさはどうしようもありません。
悲しみつつも、いまを生きていかなければなりませんね、
必ずあちらの世界で会えることを信じて…
できれば日常のほんの小さな幸せを感じつつ… ネ
今日も読んでくださってありがとうございます。
ここで支えてくださっている皆さまにやさしい時間が流れますように…