関東地方は、春らしい陽気になりました。



息子に供えるお花とサイネリアの鉢植えを買ってきました。


遺影のまわりが色とりどり花



お花に囲まれて、寂しくないねニコニコ




少し前に、「人生相談」というブログで書いた玉置妙憂さんの本を読みました。




「前を向くために
~死ぬのが怖いあなたへ~」

副題を見てわかるようにどちらかというと終末期医療を受けている方、あるいはそういう方を介護する親族に向けて書かれた本です。


妙憂さんは、癌の転移後、自宅で療養することを切望したご主人を2年半看護され、看取られました。
妙憂さんだからこそ知り得た、そして感じ得た「人の死」

病院でたくさんの管に繋がれているのとは異なり、食べれなくなり、飲めなくなり、自然に身体が枯れていき、死ぬ前にすべての排尿、排便してきれいになって亡くなるそうです。



100%の人に訪れる「死」をどう捉えるか、

ドラマのように家族みんなに囲まれ、最後の言葉を伝えて息をひきとる、というイメージが強いけれど、それは作り上げられた「死」だそうです。

実際は、亡くなる2日前くらいからは話はできなくなる、また、入院していても看護師がずっとついているわけではないので、誰にも看取られずに亡くなることも多いそうです。


我が子が亡くなる、ということがなければ、こんな風に「死」について真剣に考えることなどなかったでしょう。

けれど、どの人にもやがて訪れる「死」に向き合うことは大切なんだと思います。

「死」を忌み嫌って避けるでもなく、キラキラと作り上げられたものを「死」と捉えるのでもなく…




本の中に私の心が救われた一節がありました。


「死」はやはり大きな衝撃です。この肉体をこの世にあらしめていた大きなエネルギーが形を変えるのですから、周り中に影響を与えるのがむしろ当たり前でしょう。
遺されたものはその変化に対応するために四苦八苦せざるを得ません。

でも本人は?
案外本人は肉体を脱ぎ捨て、真の自由を取り戻しているのではないでしょうか。
思い描くだけで瞬時にあちこちに行ける、すべてを見渡してすべてを手に入れている。
心配や不安は何一つなく、涌き出る水のような尽きることのない真の幸せを謳歌している。
まちがいなく、そうです。



そうだよね、◯◯、貴方は今そんな世界にいるよね?
不安や無念はなく、心穏やかだよね?
幸せだよね?



息子は、この世にいる私たちの価値観では測ることのできない高度な別次元にいて、いつも見守ってくれている、そう信じたいです。




今日も読んでくださってありがとうございます。

春らしいそよ風に吹かれて、モネと散歩に行きました。
小さな幸せ😆🍀感じました。



ここで支えてくださっている皆様が、佳き日を穏やかに過ごされますように晴れ音譜