皆さまこんばんは。

 

さて皆様のお悩みの中で

 

「なぜだかこの彼とは口論が

 

絶えずしんどいです」

 

「私が思ってることを伝えても

 

しょっちゅう周囲から誤解されます」

 

といった「言葉」「コミュニケーション」

 

についてのお悩みが絶えません。

 

 

でいきなり結論からいうと

 

「言葉」といっても

 

同じ日本語でも

 

人によっては

 

まったく違う意味で使ってることがある。

 

ということです。

 

 

たとえば「馬鹿だなぁ」

 

という言葉。これは実際に

 

わたしの父と母の話なのですが

 

うちの父は典型的な

 

男尊女卑タイプの男でしたから

 

母に対して

 

「愛してる」なんて言わないし

 

「大好き」なんて言ってるとこ

 

みたことも聞いた事もないのです。

 

父の口ぐせは母に対して

 

「馬鹿か!」「馬鹿もんが」「馬鹿やなぁ」

 

というもので

 

母はこの口ぐせに一時期

 

大層イヤな思いをしていたようでした。

 

しかし晩年、父が亡くなる1年ほど前

 

父と母が楽しそうに二人で話しているところに

 

わたしがちょうど帰宅し

 

なんとなく父と母の話を聞いていると

 

「馬鹿か」とまた父が母に対していうのです。

 

すると母も「馬鹿で悪かったね」

 

と笑いながら返しているという・・・

 

「馬鹿か!」「わるかったね」

 

これ長年かけて2人の

 

愛の言葉に

 

変化していったのだなぁという

 

傍目からみていてほっこりした

 

記憶があります。

 

 

 

いわゆる行間を読むとまでは

 

いかないけど

 

たとえばその言葉だけをみると

 

酷い言葉だったり愛のなさを感じる言葉かも

 

しれないけど

 

この2人のように 馬鹿means I love you ♥

 

みたいなことだってあり得るわけです。

 

 

なので「言葉」だけ受け取るタイプの人って

 

ちょっと損してるんじゃないかな?

 

 

たとえば彼の「馬鹿」の中には

 

「なんで俺の気持ちをわかってくれないんだ?」

 

「なんで俺を優先してくれないんだ?」

 

「どうして俺のがんばりを認めてくれないんだよ」

 

「お前はなんにもしらなくてカワイイな」

>父が母に言っていた「馬鹿」はどうやらこれ。

 

 

こういうものが含まれていることに

 

まったく想像が及ばず

 

ただ

 

「馬鹿って言われた、

 

バカって言われたぁ・・・」

 

と被害者意識に陥るのは一体どうなんでしょう?

 

「言葉」はその人の思考習慣が現れるものです。

 

その「単語」だけみて

 

そしてその単語の一般的な意味だけみて

 

「ああいわれた」

 

「こういわれた」

 

「もう愛されてない」

 

と決めつけるのはやはりちょっと残念ですし

 

もう少しだけお相手がどういう思考で

 

その言葉を発しているのか観察していくのも

 

その人との関係を深めていくのに

 

必要なことかもしれません。

 

わたしの2番目の配偶者がまた

 

「ひどいコミュ障」でした。

 

だから使ってる言葉の意味が全然違って

 

何度も衝突しました。

 

 

であんまり使う言葉が独特なので

 

わたしがそれを指摘すると

 

びっくりしていました。

 

 

自分で使っている言葉が

 

あまりにも人と違うというのは

 

接客業や営業とかは致命的ですけどね。

 

なので無職だったやつに

 

接客業のバイトをさせたかった

 

わたしは

 

一般的な意味を覚えさせるために

 

国語辞典を読ませたりしてましたが

 

本人がそれが問題だと

 

思わなかったようなので

 

改善は出来ませんでした。

 

 

わたしも彼の事を本当に愛していたのなら

 

彼の言葉が人と違うことを

 

「外国の人と結婚したんだ」

 

とあきらめてたでしょうけど

 

そうじゃなかったので

 

結果、別れましたけど

 

彼ほどじゃなくても

 

独特の言葉を使っている人は

 

意外と多いです。

 

 

 

人に正しく意味が伝わらないときなどは

 

やはり自分の言葉に問題があるかも

 

しれませんので

 

そのときは周囲の人に聞くのが一番です。

 

わたしの使ってる言葉

 

こういう場合、これで合ってるかな?と

 

一言聞くだけで

 

言葉でのスレ違いは解消していくのではと

 

思っています。

 

また最初は悪口にしか聴こえなかった言葉にも

 

愛がやどっていることに気が付く日がくるかも

 

しれません。

 

 

いずれにしても「言葉」は

 

誰もが同じ意味で使っているのだと

 

勘違いしていると

 

いろいろと損をするのは間違いなさそうです。

 

 

それではどなたさまも

 

素敵な夜のひとときをお過ごしくださいね。