第三話
言靈
言靈とは読んで字の如し言葉の霊で御座います。その言靈の力を現代的に解釈すると催眠がそれに近いでしょう。
呪詛返しとは、副作用として生まれる自己催眠のようなものでしょう。
例えば毎日、お前は誰だ?と相手に繰り返していると相手の人格の根本を揺らすことが出来るでしょう。典型的な精神崩壊の主砲の一つでしょう。しかし、その声は自分にも聞こえているわけです。
それがもし、自分にも影響を与えてしまったのであれば。それは、恐らく呪詛返しに当たる自己催眠です。
人を呪わば穴二つ、お気をつけいただきたく。


この話は呪詛返しを現代の科学で解明したお話です。貴方はどれだけ自分に催眠を掛けてしまったのか、貴方はどれだけ自分で自分を壊しているのか。ぜひ一度振り返ってみてはいかがでしょう。



第四話
魍魎と妖かし
これは、私の空想のお話。聞いていただきたい。
魍魎という妖かし、中国の水辺に棲むとされておりますが中国にはこれしか妖かしはおりません。
調査が進んでいないのかもしれませんが、また別の理由かもしれません。
私の考える、魍魎と妖かしの違い。それは名です。魍魎には個々の名前がない、つまり縛りが緩いのです。
故に掴みどころがなく祓うのは難しい。それが魍魎。ならば、それに名を与え妖かしへと格を下げたわけでございます。こうして日本には魍魎はほぼ存在しませんが中国には恐らく多くの魍魎が住んでおります。憑かれれば日本には祓えるものはそうは、いないでしょう。
お気をつけいただきたく。


この話は冒頭で申したとおり空想小話であります。嘘、真はさておき魍魎には名前という形が無い。それ故に質の悪い。妖怪、妖魔のたぐいの話がない場所ではぜひこの話を思い出し気を緩め無いよういまいちど。