こんにちは くびふじです真顔

今回はまたグラウの闘病記録から脱線して、飼い主の私の気持ちを綴っていきたいと思います。

 



ひと休憩…、一休憩…、人休憩。

実はこの三つを掛け合わせたタイトルだったりします。

 



社会的にも未熟な若い私がどうして高額な治療をすると決めたか

 


について書きたいと思います。

 




「ひと休憩」のブログは思うがままに書かせて頂きたいので、言葉使いや考え方など気になる方はこの回をスキップして下さると幸いです。

 





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まずグラウがFIPの疑いがあると言われたとき、私はFIPについて詳しくなく、わかっていたのは大変な病気なのだということくらいでした



なので治療をどうしますかと言われても、お高いんでしょ?の感覚でチーン

事の重大さがわかっていませんでした。

 


そこからは猛勉強。

調べたらお薬代だけでドライタイプの場合150万、200万…。


正直、未認可と言えどもそんな額がかかるなんて意味がわからないと思いました。

一介の会社員の私にそんな大金すぐに出せるはずがない。

 




私がはじめ、治療をすると決断できなかった理由は主に下記です。


①ドライタイプの場合、お薬代だけで150-200万円。高額な医療費を払えない

②未認可治療薬がどれほど効果があるかわからない、始めても助からないかもしれない。

③辛い治療を強いることになるのは人間側のエゴなのではないか

 


どれも自分にとっては大きな問題ショボーン

初めはこれもグラウの天命なのだと、正直看取ることも考えました。


でもグラウの命を諦められない自分もいたのです。


何が正しいのかわからない中で、次第に鮮明になってきた思いがありました。




グラウがブドウ膜炎になって目が飛び出て、神経症状が出て動けなくなって、ガリガリになって死ぬなんて絶対嫌だ。私にはそんな状況耐えられない。




今思えば、治療を始めるにはその思いだけで十分だったのかもしれません。

 





 

 

そして、治療をするには先ほどの3つの要因をどうすればクリア出来るかを考え始めました。

 







①高額な医療費を払えない

まず確認したのは自分の貯金額でしたが、まあ…足りないゲッソリ


先代の猫を末期腎不全で亡くした時、一つの命を育てるにはお金が必要だと学んでいたので、少しずつ貯めていました。でもその想定を遥かに超える治療費です。



民間のキャッシングローンも見積もりしましたが、年収の1/3までなので200万円も貸し付けてはもらえないとの返答でした。



ですがFIPは一度発症すると進行の早い病気で悩んでいる時間はありません。



そこで貯金全額+クレジットカードで先延ばしする方法をとりました。



手持ち金がなくなるまでの間に、審査に時間がかかるキャッシングローンの検討や、仕事を掛け持ちする、家の物を売却するなどで治療費を何とか出来ないだろうか…と思ったのです。



実際にローンの返済シュミレーションも行いました。


150万円、200万円と聞くとびっくりしてしまう額ですが、仮に200万円借り入れたとしても(私の場合、そんなに借り入れ出来ませんが)、月4万円支払えば向こう5~6年で返し終えれる計算になります。



月4万円でグラウの命が助かる、そんな方法もあるんだと私は前向きに考えることにしました。





また、看取る方針だったとしても通院や対処療法などで云十万かかります。



同じお金をかけるでも、対処療法ではなく治療にお金をかけたいと思いました。





ただそれだけの小さな前向きな気持ちで今も経済的に綱渡りな治療を何とか続けています。










 

②未認可治療薬がどれほど効果があるかわからない、始めても助からないかもしれない。


これに関しては、実際に経験してみないと何とも言えませんでした真顔


ですがMUTIANは効果絶大だと私は思っています。


11月初旬からこたつやヒーターの前で丸まってばかりだったグラウが、今では家中を走り回り、ご飯も完食して過ごしているのです。








この現状をMUTIANの効果以外でなんと説明するのでしょうか…。



某アニマルクリニックの院長先生の「FIPは初期ならMUTIANで8割治ります」という言葉を信じて本当に良かったと思っています。治療を始めてグラウの元気な姿が見れて本当に良かった。











 

③辛い治療を強いることになるのは人間側のエゴなのではないか


これに関しても、実際に経験してみないと何とも言えませんでした真顔



今のところ、グラウにとって辛い治療は何も強いてないと思っています。



初めは羽交い絞めにして薬を投与するんだろうなんて想像していました。



確かに内服は嫌だと思いますが、ちょっとした炎症反応が起こった時にもお薬は飲むものです。慣れてくれば抵抗することもほぼありません。グラウも内服に関して受容してくれていると感じています。

 

 







長々綴ってきましたが、以上のことで阻害要因3つ、自分のボーダーとしてはクリアできたと感じたので治療を決意しましたニコニコ





治療するかしないかで葛藤しましたが、その時は自分が本当はどうしたいかをひたすら自問自答することで答えが出てきます。

 

 

私の場合まだ治療途中ですが、グラウの元気そうな姿を見ると、経済的に多少きつくても治療を諦めなくて良かったと感じています。あの時、治療しない選択肢を取っていたら今のグラウには出会えていなかったわけですから、後悔もしたと思います。

現に私は、末期腎不全の先代の愛猫に何もしてあげられず看取って後悔をしています。

 

 

まだ、グラウは子猫です。これから長い猫生を生きていく権利があります。そのためなら多少の無理をするのが、この子の母親になった定めだと思うのです。

 

 




FIPは稀な病気じゃなく、身近な病気なんだと感じています。




もしもこのブログを見て下さっている方がいるのであれば、決して他人事ではなく自分の愛猫もFIPにかかる可能性があるのだと考え、いざという時に備えてほしいですし、もしもFIPに愛猫が罹患した飼い主さんがいらっしゃったら、どんな選択でも自分自身後悔しない選択をして欲しいと伝えたいです。



FIPにかかったことは猫が悪いわけでも、飼い主さんが悪いわけでもありません。

私はそう信じないとやっていけませんでした。

 

 




そして保護主さん・保護団体の皆さん、以前ブログにかかせて頂いたAさん、ブログを閲覧して下さっている皆さんに支えられて、グラウの治療を継続出来ています。本当にありがとうございます。

 

 


次回からはグラウの闘病記録に戻ります。

また日々見て頂けると幸いです爆笑