ひとくぎり | 曉 -黄金ノ夜明-

曉 -黄金ノ夜明-

後漢~三国志の絵と、
BUCK-TICKとムックとれいあの日記。

何か言葉にしたいと思いつつ、なかなか書けない。

沢山ありすぎて何から書けばいいのやら。

四十九日も過ぎたことだし、そろそろ何か書けるかな。

 

「大切なお知らせ」が発表された日、

デスクから駆け出して、外で人目もはばからずに泣いた。

仕事帰りにお花を買って、あっちゃんはお花が好きだから、四十九日まではお花を絶やさず飾ろう、今年買ったジェットジュエリーで弔意をあらわそう…

 

ジェット…服喪に用いるジュエリー。

今年買ったものの、用いる場面がないからカジュアルに使うことだ躊躇われて身に着けていなかったのに、まさか最初に身に着ける理由が櫻井敦司のためだなんて。

 

それからはとにかく、必死で平穏な日常を過ごした。

思いついた時に、ノートに思いのたけを書き綴って、

泣けるときは思いっきり泣いて、

聴きたいときはあっちゃんの歌を聴くし、聴いてないときは脳内再生される音。

 

最初の2週間は、友人とメールで励ましあう日々…

 

BUCK-TICKが縁で出会った友人と色々な話をした。

音楽だけじゃない、生涯の宝物になるような人の縁を、あっちゃんからBUCK-TICKからもらってたんだなぁ。

 

大学からの友人が、「青春で人生だもんなぁ」って言ってくれた。

本当にその通り。

彼女とは学生時代にたくさんBUCK-TICKの話もしたし、カラオケに行ったりした。

そのころの場面が目の前に浮かんだ。もう20年以上前なのに。

 

 

 

 

横浜のステージ、後ろの方で観てたんだ。

まさか、こんなことになるなんて、ステージ観てた時は思わなかった。

だって、3曲も歌ってたんだよ。

「ちょっと、初日だからテンション上がらないのかな…珍しいな、こんなこと久しくなかったのに…」

それくらい、あっちゃんの声はしっかりしてた。

だけど、1日、2日…なんの音沙汰もなくて、でも次の公演近いから25日か26日には何か通知があるよね。

  でも、もしかして…

一瞬だけそう思ったけど、それはほんの一瞬で、長い時間ずっと「大丈夫、ライブハウスツアーがだめでも、武道館は大丈夫だよ」って信じて待ってた5日間。

 

24日からはたくさん泣いて、たくさんあっちゃんのMCを思い出して、PV観て…

 

わりと受け入れちゃってるんだよな…って思った次の日に、とてつもなく恋しくなってひっそり泣いてたり。

でも、実際受け入れてる方だと思う。

 

だって、いつまでも泣いてばかりいたら、あっちゃんが気にするじゃん。

あっちゃんはさ、さいごまで愛すべきロックスター櫻井敦司だったんだから。

それ以外の何物でもない、世界一かっこいいボーカリストでありつづけたんだから。

 

いまわのきわまでかっこいいなんて、ずるいよ。ほんと。