旅をしていると、人の優しさが身にしみる時がある。
アジアしか旅したことがないけど、危険なことや嫌なことがほとんどない旅ばかりだった。
インドで、二等寝台車で熱と下痢と吐き気でほとんど死に掛けて(笑)た時、
心配して自分たちのりんごやオレンジや水を分けてくれ、
親身に世話を焼いてくれた親子連れ。
ネパールでは、仲良くなった宿の従業員が家の食事に招待してくれ、
行ってみると、それはそれは狭い一部屋に家族何人もで暮らしてた。
そんな中、自分たちの食事を割いてくれて、遠くの旅人にもてなしてくれた質素だけれども、
暖かい食事を今も忘れることはできない。
カンボジアに子どもを連れて旅した時は、
子ども達がヤモリと遊ぶのを喜んでいたのを見て、
ゲストハウスの女の子が、自分の少ない小遣いから、
ちびっこ達にとヤモリの人形をプレゼントしてくれた。
一生の宝物になった。
たまたま危険がなかっただけなのかもしれない。
でも・・・旅先でこころ暖かくなることばかりだった。
小さな親切を思い出したらキリがないくらいだ。
幸せな旅をしてきたんだなぁ。つくづく思う。
今回の旅でも、何度も親切にしてもらった。
旅二日目、列車で慶州へ行くことにした。
地下鉄に乗って、韓国国鉄(KR)の釜田駅(プジョン)に向かう。
切符の自販機もちょいと前から日本語表示も出来て便利になった。
地下鉄の釜田駅から、こんな市場を通ってすぐKRの駅に着く。
ここから急行『ムグンファ号(むくげ号)』に乗っていざ慶州へ。
しばらく町中を走ると、すぐ海岸線に出る。
こんな景色の中快適な2時間半の列車の旅。
お供は。。。ビールにつまみ
この季節は遠足が多かったようで、列車にも女子学生の一行と一緒になった。
それはそれは、どこの女学生も賑やかなのは変わりないね(笑)。
先生が何度も注意するも、わぁ~わぁ~きゃぁ~きゃぁ~と元気イッパイ。
みかねた中年のおじさん教師が、周りに気を使って、お菓子を配り出した(笑)。
ワタシもチョコをいただきカムサハムニダ~。ほほえましい一こまだった。
慶州駅から歩いて古墳群へと。
慶州は紀元前57年から935年まで、新羅王朝の都としておよそ1千年栄えたところ。
今も、古墳や古い寺院など当時をしのばせる跡がのこる町。
ただ、古墳群はこんなもんかぁ。。。って感じだったなぁ。
あまりにもきれいに公園化されてたから。
早々にそこを引き上げ、目指すは『仏国寺(プルグクサ)』へと。
ここで今回の親切に逢うことになる。
バス停から101番バスに乗れば仏国寺に行けるということでバスに乗ったまでは良かった。
ただ、バスの場合降りるバス停が良く分からない。
ハングル読めないし、漢字で書かれてるのを必死で探す。
次は仏国寺という看板を見つけて、ストップボタンを押してしまった。
着いたところはそれらしい感じじゃなかったが。。。
勢いで降りてしまった
あ・・・なんか違う。周り田んぼだらけだし(笑)。
気がついた時にはもう遅かったよね~。
歩くしかしょうがない。そのうちバスも来るだろう。。。
田んぼの中をてくてく歩き出すも、いっこうにそれらしい所に出ない。
まして、バスも来ないし。
暑さでヘロヘロになりながら30分も歩いただろうか、
後ろからバスの気配
手を挙げ止まってくれたバスの運転手に、
「プルグクサ?」聞くも、行かないとの事。
確かにバス番号が違う。
「ここのバス停には来ない。もっと先しか止まらないよ。」
身振り手振りで教えてくれる。
あきらめてまた歩き始めたところ。。。
行きかけたバスが止まって、ドアがまた開いた。
「乗れ!」手で招いてくれる。
なんだか分からないが乗ってみた~(笑)。
なんと!バスの運転手さん、仏国寺に一番近いバス停まで乗っけて止まってくれるというのだ。
わぁ~~~天の助けとはこのことダァ~
本当はそこには止まらないバスなのですよ。
それをそこまで乗せてくれて、お金を払おうとした私に「いいから!」
と言ってくれるではないか~。
何がなんだか分からない私の直ぐ後ろのお爺さんが、
日本語が出来る人で(年齢的に出来る方が多い)
「お金は要らないって。そこのバス停で降りて、向こうのバス停から101番乗りなさい」
ううう。。。ありがたいことです
こんなこと今の日本ではありえませんよね。
お礼を何度も言ってバスを降りたのでした。
ホント感謝感謝の出来事でした。あ~~~旅って楽しい。
人の優しさに触れた出来事でした。幸せです
無事、仏国寺へ到着。
広い境内に静かな時が流れます。
のんびり、ゆったり、遥か昔の時を感じた一日でした。
帰りはこんなのどかな仏国寺駅から、
またムグンファ号に乗って釜山へ戻ります。
ここから乗ったのはわずか数人。ローカル駅を楽しみました。
夕日の中、海を眺めながら。
あたたかな優しい気持ちの中、ウトウトと。。。
列車は釜山へと向かいました。

アジアしか旅したことがないけど、危険なことや嫌なことがほとんどない旅ばかりだった。
インドで、二等寝台車で熱と下痢と吐き気でほとんど死に掛けて(笑)た時、
心配して自分たちのりんごやオレンジや水を分けてくれ、
親身に世話を焼いてくれた親子連れ。
ネパールでは、仲良くなった宿の従業員が家の食事に招待してくれ、
行ってみると、それはそれは狭い一部屋に家族何人もで暮らしてた。
そんな中、自分たちの食事を割いてくれて、遠くの旅人にもてなしてくれた質素だけれども、
暖かい食事を今も忘れることはできない。
カンボジアに子どもを連れて旅した時は、
子ども達がヤモリと遊ぶのを喜んでいたのを見て、
ゲストハウスの女の子が、自分の少ない小遣いから、
ちびっこ達にとヤモリの人形をプレゼントしてくれた。
一生の宝物になった。
たまたま危険がなかっただけなのかもしれない。
でも・・・旅先でこころ暖かくなることばかりだった。
小さな親切を思い出したらキリがないくらいだ。
幸せな旅をしてきたんだなぁ。つくづく思う。
今回の旅でも、何度も親切にしてもらった。
旅二日目、列車で慶州へ行くことにした。
地下鉄に乗って、韓国国鉄(KR)の釜田駅(プジョン)に向かう。
切符の自販機もちょいと前から日本語表示も出来て便利になった。
地下鉄の釜田駅から、こんな市場を通ってすぐKRの駅に着く。
ここから急行『ムグンファ号(むくげ号)』に乗っていざ慶州へ。
しばらく町中を走ると、すぐ海岸線に出る。
こんな景色の中快適な2時間半の列車の旅。
お供は。。。ビールにつまみ

この季節は遠足が多かったようで、列車にも女子学生の一行と一緒になった。
それはそれは、どこの女学生も賑やかなのは変わりないね(笑)。
先生が何度も注意するも、わぁ~わぁ~きゃぁ~きゃぁ~と元気イッパイ。
みかねた中年のおじさん教師が、周りに気を使って、お菓子を配り出した(笑)。
ワタシもチョコをいただきカムサハムニダ~。ほほえましい一こまだった。
慶州駅から歩いて古墳群へと。
慶州は紀元前57年から935年まで、新羅王朝の都としておよそ1千年栄えたところ。
今も、古墳や古い寺院など当時をしのばせる跡がのこる町。
ただ、古墳群はこんなもんかぁ。。。って感じだったなぁ。
あまりにもきれいに公園化されてたから。
早々にそこを引き上げ、目指すは『仏国寺(プルグクサ)』へと。
ここで今回の親切に逢うことになる。
バス停から101番バスに乗れば仏国寺に行けるということでバスに乗ったまでは良かった。
ただ、バスの場合降りるバス停が良く分からない。
ハングル読めないし、漢字で書かれてるのを必死で探す。
次は仏国寺という看板を見つけて、ストップボタンを押してしまった。
着いたところはそれらしい感じじゃなかったが。。。
勢いで降りてしまった

あ・・・なんか違う。周り田んぼだらけだし(笑)。
気がついた時にはもう遅かったよね~。
歩くしかしょうがない。そのうちバスも来るだろう。。。
田んぼの中をてくてく歩き出すも、いっこうにそれらしい所に出ない。
まして、バスも来ないし。
暑さでヘロヘロになりながら30分も歩いただろうか、
後ろからバスの気配

「プルグクサ?」聞くも、行かないとの事。
確かにバス番号が違う。
「ここのバス停には来ない。もっと先しか止まらないよ。」
身振り手振りで教えてくれる。
あきらめてまた歩き始めたところ。。。
行きかけたバスが止まって、ドアがまた開いた。
「乗れ!」手で招いてくれる。
なんだか分からないが乗ってみた~(笑)。
なんと!バスの運転手さん、仏国寺に一番近いバス停まで乗っけて止まってくれるというのだ。
わぁ~~~天の助けとはこのことダァ~

本当はそこには止まらないバスなのですよ。
それをそこまで乗せてくれて、お金を払おうとした私に「いいから!」
と言ってくれるではないか~。
何がなんだか分からない私の直ぐ後ろのお爺さんが、
日本語が出来る人で(年齢的に出来る方が多い)
「お金は要らないって。そこのバス停で降りて、向こうのバス停から101番乗りなさい」
ううう。。。ありがたいことです

こんなこと今の日本ではありえませんよね。
お礼を何度も言ってバスを降りたのでした。
ホント感謝感謝の出来事でした。あ~~~旅って楽しい。
人の優しさに触れた出来事でした。幸せです

無事、仏国寺へ到着。
広い境内に静かな時が流れます。
のんびり、ゆったり、遥か昔の時を感じた一日でした。
帰りはこんなのどかな仏国寺駅から、
またムグンファ号に乗って釜山へ戻ります。
ここから乗ったのはわずか数人。ローカル駅を楽しみました。
夕日の中、海を眺めながら。
あたたかな優しい気持ちの中、ウトウトと。。。
列車は釜山へと向かいました。
