人間の意識は脳の内部で発生する熱によって脳内の水分子が動き、その動きにより神経細胞も活動を起し、意識が作られるというお話を耳にした事があります。

つまり、簡潔にお伝えすると心は水で作られているということです。

私の解釈ですが、熱によって電気信号みたいなものが発生し、それによって水を動かす。

単純なシステムにより人の意識や心は変化を起こしているのかと思ったら、面白いですよね。

この考え方を知った際に私は気が楽になりました。

これはあくまでも私の解釈ですが、意識や心を左右する熱というのは感動ではないかと思いました。

感動というとポジティブな心の動きだけを指すように思えますが、ネガティブなものも含めてということです。

言葉を替えれば、喜怒哀楽の感情すべてということですね。

やっぱり、感情が動いて熱を発生させないと、人の心や意識は変わらないような気がします。

「こうすべきだ」とか「こうしたほうがよさそう」みたいな考えだけでは、意識を変える熱を発していない気がしませんか。

突如ひらめいた考えや、人の考えによって、「それはいい」と、感情を大きく動かされることもありますね。

そんなときはきっと、意識を変えるだけの熱が発生されているのではないでしょうか。

人の心というのは、目の前にある現象をただありのままに映し出すことはできません。

そこに個人的感情や過去に得た情報や先入観などが絡み、とても複雑なものを創り上げてしまう。

しかし素の状態というか、ありのままという状態が存在するのなら、波紋ひとつない静かな水面のような状態なのでしょう。

そこに時折吹き込まれた熱風によって、水面の状態はキラキラ輝いたり、荒れ狂ったりと、様々な様相に変わるのかもしれませんね。

そのように考えると人の心は面白いなとも思います。

あなたにも意識を変えるだけの熱によって、是非心の変化を楽しんでみてくださいね。

また客観的に他人に感情を持つ時に、相手にはどのような熱が発せられているのかを考えるともっと面白い部分や、新しい関係を築くきっかけを掴めるかもしれませんよ。