あなたには好きな言葉はありますか。

私は最近一番好きな言葉「一日一生」という言葉です。

まずこの「一日一生」という言葉を最初に知ったのが、酒井雄哉(ゆうさい)さんという方が書いた本のタイトルがきっかけだったんですね。

この方は天台宗の僧侶(大阿闍梨)で苦行で知られる「千日回峰行」で有名な方で既に亡くなっています。

「一日一生」という本はけっこう好きで何回も読みました。

あなたも好きな本や素晴らしい言葉を何かしら見つけると、ご自身の新たな思考に辿り着くかもしれませんね。

この一日一生というのは文字通り「今日一日で人生が終わる」という意味です。

もう少しわかりやすく言えば、「今日で人生が終わるぐらいの気持ちで一日を生きる。」という事ですね。

なので僕の最近の朝のルーティンは目覚めた時に、「ああ、今日も生きている。ありがたいな。」と思いながら起床します。

幸せのハードルが「生きている事」なので、一日の中で良いことがあればラッキーですし、たとえ嫌なことがあっても「生きてるだけでありがたい」と極端に落ち込む事もなくなります。

そして一日が終わって寝る時は、「今日も一日五体満足で生きれたな。」と感謝したり自分にとって気分のいい事を考えながら寝ます。

今日、目が覚めて起きた時に生まれて、寝る時は一生を終える。

そして次の日に起きた朝からまた新しい人生が始まる。

よく「人生をやり直したい」という言葉がありますけど、考え方によっては人生は毎日やり直す事が出来るのですよ。

もちろん過去に犯してしまった罪などは消えないですけど、「そういう気持ちで生きる」事は誰でもできると思うと良い気持ちになりますよね。

人間はいい意味でも悪い意味でも「錯覚」する生き物です。

それはどんな錯覚かというと、「今日みたいに元気に生きてる日がいつまでも続く。」と。

それは自分はもちろんの事、友達や家族やペットといった「命」あるものすべてです。

エネルギーの根源は永遠だとしても、その乗り物(器))である肉体には時間という限り(縛り)があります。

人の一生は思ってるより短い。

最近思うのはやっぱり、「今日一日を丁寧に生きる事」がシンプルで大切なことであると思います。

起きてしまった過去は変えられないことですし、未来もどうなるかわからないけれど、とにかく今日一日を丁寧に生きる。

その一日一日の積み重ねで未来は変わっていくように感じることが出来るでしょう。