我が家の近くで、販売中の建売のチラシを貰いました。
このエリアは建ぺい率40%、容積率80%です。
100㎡程度の2階建てを建てる場合、敷地面積が130㎡ぐらい必要という事になります。
私は、会社員時代、200棟近くの建売りを設計しましたが、40/80 は設計した事がありません。なので、この間取りの特徴が面白いなと思いました。
実際、昔から住んでいるご高齢の方が多く、建売は、少ないです。
数少ない建売には、間取りにある特徴があります。
外部テラスがある家が多いのです。
この物件は、角地緩和で、建ぺい率が50%になるので、2Fに広いバルコニーがあります。
容積率は80%で、建物面積は88㎡です。(敷地面積110㎡)
外部テラスを部屋の面積に合わせると、100㎡ぐらいです。
100㎡は、一般的な建売に多い面積設定です。
下の写真の左側のように、屋根は無いので、建ぺい率、容積率には含まれない、
部屋の延長のような外部テラスがあります。
建物面積88㎡の家を8000万円近くで売る、工夫なのですね。

