日差しが強い季節になってきました。

40歳になってから感じる事が、明るすぎる部屋にいると、居心地が悪いのです。

何か疲れる。

日本家屋は、ちょっと暗い印象があったのですが、実際に住んでみると、丁度良いのです。

部屋の中は、少し暗くて、視線の先が明るい。

光と、影が、美しいのです。

軒が出ているので、冬以外は、直射日光が部屋に入りません。

2Fのバルコニー屋根のポリカは、光の透過率30%以下の乳白色なので、

リビングダイニングも、明るすぎず、丁度良い明るさになります。

 

私は、建売会社の会社員だった頃、軒の無い家ばかり作ってきました。

明るい事が、全て良い事だと思っていました。

隣地との境が無かったり、会社の方針でもあります。

こんな感じの家を100棟以上設計しました。

若い設計士は、自身が、ワンルームの賃貸に住んでいたり、

生活感があまりない事が多いと思います。

自身の結婚や、子育てを通じて学んだ事を、これからの設計に生かしていきたいと思っています。