結局、旅の最終はエルサレム(オールドタウン)に滞在することにしました。昨日はシャブオットというユダヤ人のホリデーで、嘆きの壁(ユダヤ教徒がお祈りする壁)へ向かうユダヤ教徒が、アラブ地区に位置する細い道を使って、ユダヤ教の家族連れや多くの伝統派のユダヤ人(黒い帽子に黒い服、髭を長く生やした人々でごった返し。

 

オールドタウンは大まかに分けると、4つの区画に分けられているアラブ、キリスト、ユダヤ教、アルメニア地区。オフィシャル的にはイスラエルが‘統治しているので、この中で誰が行き交おうと自由なのだけど、宗教色、特にパレスチナ人(アラブ地区)がユダヤ地区へ行くことはまずあり得ないけど、逆パターンは大いにありうる。私の感覚では、多くのユダヤ人がアラブ地区に堂々と通るのは気持ち的には不愉快=伝わる伝わる。

 

このオールドタウンではいくつかのイスラエル兵による検問があるのだけど、そこでは稀にパレスチナ人が兵士に尋問をされているのを見る。私?明らかに観光客だし、主人は白人=ユダヤ人かも、という外見で誰も止めはしない。このへん、イスラエル人がパレスチナ人を下に見ているのが透けて見える。

 

エルサレムの生活は、薄い紙の壁のように見える。パレスチナ人が感じるイスラエル人に対する憎悪とイスラエル政府がパレスチナ人に対する厳しい制裁とアビューズとも言える扱い。

 

深い深い、歴史、政治、宗教的な複雑な絡み合い。

 

ユダヤ人、パレスチナ人の双方と話すチャンスがあり、また次回にでも語ってみます。

 

PS ガザ地区、レバノン国境を避ければ決して危ない国ではないということは言えます。