前回の記事に引き続き移民問題。ガザ戦争でアメリカ、ニューヨークで起きた911 以来、再び中近東、アラブ系の人たちへの風当たりが欧米では厳しくなってきている。当時も、ビンラデインが企てた旅客機がビルに激突したという衝撃な事件から、アラブ系移民への差別や嫌がらせが広がった。ドイツにいるとアメリカ人ほど露骨な差別は感じないけれど、やはりドイツ人、アラブ系への移民対策など不満をたくさん持っている。どこの州だか忘れたけど、反移民寄りの市長が当選。フランスでも先日、移民方が大きく変わった。

 

逆に、ヒットラーによるユダヤ人への残虐な殺害の反省の念があり、イスラエル人(ユダヤ教)に対する気持ち、同情心が強いと感じる。

 

一昨日、自宅の修理の見積もりに来たドイツ人の大工さん、おしゃべりおしゃべり。文化や政治や世界観など話は尽きなかった。その人にイスラエル人の友人(考古学者)とズームで話をしてた時、彼、ミュンヘンのビアホールへ行くのは怖い、なぜならあそこでは反ユダヤ人の集まりがたくさんいるとびっくりするような発言をした。ちなみに、アメリカ本土へは考古学関連のセミナーで何度か行っている。思わず、大工さん、少なくともドイツは過去の反省を今の多くの世代の人たちが持っている。それに、キリスト教はユダヤ教徒切っても切れない基盤があるので、彼の行ったことはまるで馬鹿げている、って。

 

ここでよく食べる、トルコ料理のデウーナ(ドイツ語)=ケバブ。トルコ人がトラックで売っているストリートフード。最近まで、彼がトルコ人の移民とは知らなかった。ある日、私が買いに行った時、トルコ人のオーナーと先客と雑談をしてたので、“どこの言語?“って英語で聞いたら、英語があまり出来なかったようだったけど、“トルコ語“って言ったので、“あーいつか私も旅行へ行きたい一つだ“って言ったら、多分、どこから来たのかと聞かれたので、“オリジナリーはジャパンだけど、こことハワイに住んでる“と言ったら、なんと、

ハワイ、アメリカ、よくない(nicht gut) と言った。あ、アメリカ合衆国はアラブ系には人気ないんだ、おそらく、イスラエルを支援しているアメリカ政府だからだと思う。

 

人種によって立ち回りを考えなければと思った笑。

 

さむい毎日だけど、なるべくせっせと歩いてます。凍ってる〜〜〜。