東日本の大きな揺れのあと
世界中の心が、
祈りが
その地に注がれた

現地に向かわれた方も多数おられ、
胸がいっぱいになるようなストーリが
たくさんある

私も1度だけ駆けつけて
大海にひとしずくを捧げた
そのときの学びを
今日は書きたいと思います

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あの日からちょうど1ヶ月経ったころ
毎日、私にできることはないか
気を揉んでいた時に
ある団体のボランティアの募集が目に飛び込んできた

「傾聴アロマハンドマッサージ」

セラピーの資格を取って1年半
傾聴は習ったことがあるし
アロマのマッサージもやっていた

すぐにメールで参加希望を出すと
数分後には「いつこられますか?」の返信
食料品などスーツケースに詰め込んで
高速バスで現地入り

私はすごく意気込んでいた
多くの人のお役に立ちたい
しかし、現実はそんなに甘くはなく
己の非力さを思い知った

避難所でお声かけしても
実際に受けてくださる方が
少なかった

テレビで報道できるのは
大きな現実のほんの一握りでしかない
行けどもいけども続く光景
避難所にいる方々の生の声

言葉にできることの
その奥のどれだけのことに
蓋をして生き延びておられるのか
それを思えば無理もない

それなら、お一人だけでもいいから
心を込めてさせていただこう、
そう思って訪れた場所では、
次々に心を開いてくださった

結果的に、その日は
それまでで1番多くの方の
マッサージができた

そのうち、
「ねえねえ、腰が痛いんだけど、、、」
私「あ、私できますよ」

「実はね、昔こんな事故に遭って、ここが時々痛くて、、、」
私「じゃあ、ほかのセラピーさせていただいていいですか?」
「嬉しい、軽くなったわ。ありがとう」
そんなことが増えてきた

お一人、おひとりを大切にする
それは当たり前のことだけど、
大勢を目の前にしたら
つい頑張りたくなる

それでも、いつも覚えておきたい
いつもひと時にお一人を大切に
そこから波紋のように広がっていけるから

その積み重ねが力になっていくから

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今日は、災害ボランティアで学んだひとつを
ご紹介しました

実は続きがあるのですが、
次回書きたいと思います

お読みいただき、ありがとうございました✨