東野圭吾 著


弟の学費を手に入れるため

強盗殺人を犯してしまった兄と

その影響で困難を強いられる弟の物語。


去年映画化しましたね。

人に言いたくない過去があり

女の子に受けのいいタイプである直貴が

山田孝之なのは

とてもはまってると思うかお


でも、小説ではミュージシャンを目指していたのに

映画ではお笑いになってるのは納得いかないぱんだ/疑

直貴はそういうタイプには思えない。


オビにもなってたけど

印象に残ったのは社長の言葉。

「差別は当然なんだよ」

学校ではずっと差別はいけないことだと

言われてきた私は

直貴同様衝撃を受けたメラメラ


考えてみれば確かに

犯罪者に対しての刑罰が設けられているということは

その家族にも差別を促して当然。

家族も刑罰の一部として

差別を受けるのだ。


でも家族は不可抗力なので

血のつながりがあるだけで差別を受けるのは


やっぱりやっぱり

あまりにも理不尽!ヒドイ!!と

思ってしまうのです・・・ハチ


かといって

自分が被害者だったら

絶対に許さんと思うし

それぞれの立場だね。



冒頭では拙かった兄の手紙だけど

終わりになると文章力をつけていて

刑務所でまじめに努力した様子がわかった。


そんな兄から手紙を受け取っていた

被害者の遺族は

どんな気持ちだったんだろう。

手紙が来ても嫌だし

来なくても嫌なんだろうな。


最後は

じんわりと胸が熱くなったハート


映画版は違うエンディングらしいので

機会があれば観ようと思う。