過食嘔吐してると心だけじゃなく、身体に及ぼす弊害が沢山出てくる。
それが過食嘔吐歴が長ければ長いほど積み重なってくる。
過食嘔吐し始めたのは10代の頃だったけど、その頃もほぼ毎日くらいしてた時期もあったけど、
身体への弊害はなかった、というか実感していなかっただけなのかもしれないけど、
そんなに気になるところはなかった。
体の痛みもなかったし、逆流性食道炎もなかったし、胃が常に痛いとか、身体の中からなぜか痛む、
とかそういったこともなく、よくあれだけ過食嘔吐しまくっていたのに体に異常がなかったのが不思議なくらいのレベルで
身体に目立った支障は感じられなかった。
支障をきたし始めて実感し始めたのは30代に入ってから。
この頃から至るところで過食嘔吐からの身体への支障を感じるようになった。
沢山あってここは割愛するけど、過食嘔吐をし続けていたらならでは(?)の弊害からのことで30代になってからネックだったことの一つに、
『口臭』
があった。
毎日のように食べて吐いていたから胃液や嘔吐物が常に口の中にあったようなものだったからか、
嘔吐した後は必ず歯を磨いてマウスウオッシュも欠かさずしていたけど、
どんなに歯を磨いてもマウスウオッシュをしても、その時だけは口臭がしなくなるだけで、
ほんの一瞬だけ口臭がしないというだけで、口を閉じて息をして確かめてみるとすぐに口臭がしていた。
だから過食費以外にも歯磨きに必須な歯ブラシは歯磨き粉、マウスウオッシュなどの口臭対策用の物にもかなりの費用を費やしていた。
でも、どんなに殺菌効果や口臭対策のものを使っていても、口臭は一向に消えることなく、磨いても口をゆすいでも、
一日三回以上口臭ケアをしても、口臭は消えなくて息がとにかく臭った。
息をするとほんとに分かった、自分でも気持ち悪いくらいに臭った。
舌苔も常にあって、どんなに舌ブラシで綺麗にしてもすぐにまた舌苔がついた。
そんなだったからマスクは手放せなかったし、マスクをしないといけない風潮にあった中では特にマスク着用が当たり前な時期だたのは有り難かった。
有難かったけど口臭が気になりすぎて人と話すことをさらに避けることにもなり、
そういったことからもどんどん自信をなくしていった。
口臭だけじゃなく、嘔吐での影響から顔のエラもかなり張っていたことで、
マスクを外して話さないといけない場面でも不自然なくらいマスクを必ずしてた。
顔も口臭もバレたくなかった。
過食嘔吐をしなければ本来なら十分すぎるくらいのこのケアをしていれば臭わなくて快適な気持ちになることができていたんだろう、
と、過食嘔吐時代にどうしようもなく解決できない悩みにまた辛くなっていた。
過食嘔吐をやめれば口臭対策を過度にしなくても良い、
それなのに過食嘔吐はやめられなかったから口臭は付きもので、またこれが私を病ます・・・
全てが悪循環で過食嘔吐には本当に地獄だった。
今は口臭はなくなった。ビックリするくらい。
毎日三回必ず歯磨きしてマウスウオッシュで対策してる。
舌苔もいつの間にか消えてて、マスクしてもしていなくても自分の息が臭うなんてことはなく気持ちいいくら何もにおわなくなった。
それと、あれだけいつも口の中が乾燥したような、ネバネバしたような気持ち悪さもなくなり、
口の中はいつもサラサラしていて気持ちいいくらいになってる。
これも一重に過食嘔吐をしなくなったからだと感じてる。
過食嘔吐時代にストレスの要因でありネックとなっていた口臭も解決することができた。
あれだけ付きものだった不快な口臭が消えた、なくなったことへの気分の良さも感じることができて、
この状態でありたいから更に過食嘔吐をしたくないなと感じてる。
私のように過食嘔吐をしていた方で同じように口臭で悩んでる方いるのかな。
過食嘔吐と口臭の悩みはセットになってくる、そう思ってる。
あくまで私のように20年以上過食嘔吐していたというのが条件?になるのだけど。
過食嘔吐からの口臭も10代・20代の頃はなかった。
過食嘔吐してる人が必ずしも口臭がする、というわけではなく、
過食嘔吐の頻度や年齢、何年続けているか、などで違ってくるから過食嘔吐してる人が皆が皆口臭するわけではないと思うし、
悩んでない人もいると思う。
そこは個人差ということで。
口臭が気になっていた頃は高い歯磨き粉で対策していたけど、
今は安い歯磨き粉でも十分綺麗になって口臭対策できてることの実体験から、
どんなに高くて効能があって口臭予防に力を入れてるケア製品があったとしても、
過食嘔吐をしてる限りは解決できないのだと、長年の体験からそう感じてる。
現に今は何度も磨かなくても、舌ブラシを使わなくても、高性能のマウスウオッシュを使わなくても息綺麗を実感してる。
このことからも過食嘔吐って色んなところへの弊害やストレスがストレスを生んで、悪循環だらけだなって、
今も過去を振り返ってほんとそう思い出す。