過食嘔吐してた時期と、自然にしなくなっていった時期は自分の食べたいものっていうのが分からなかった。
特に過食嘔吐してた頃は常に心身の飢餓状態から口入れるものは美味しいと感じてるものか、
飢餓感から詰め込んでいるものなのか、分からなかった。
過食嘔吐をしなくなっていった頃からもすぐにちゃんと食べれるようになっていったわけではなく、
今でも食べるものに関しての拘りはかなりあって、いわゆる許可食、禁止食というものは沢山ある。
自然に吐かなくなったとはいえ、吐きたい気持ちが薄れてきたというのは事実だけど、
吐かないような食べ方や過食に繋がる食べ物などは意識的に避けてるっていうのはある。
だから最初は野菜多めの食事から始めたり、ヘルシーをかなり意識して食べてた。
とりあえず吐かないような食べ方や、身体にいいものを意識して『食べる』ことを慣らしていった。
過食衝動や過食にならないための食事をしてたっていうのもあって、美味しくなくても体にはいいから、
という理由で、美味しさよりも『吐かずに食べることができるものがある』っていう状態になれたことだけでも十分嬉しかった。
それがついこないだまでそんな状態だったんだけど、
最近、ふと、あれだけ許可食で食べていた野菜多めの料理とか、
炭水化物や脂質を控えた料理を食べていたものが、あまり美味しいものと感じなくなってることに気付いて、
むしろ甘くても脂っこいものでもいいからちゃんと味覚として美味しいと感じるものを小量でいいから食べたい、
ヘルシーな揚げ物なんてせずに、油の中で揚げたコロッケや春巻きなどの揚げ物も食べたいって感じるようになって、
いわゆる野菜過食みたいなことをやめて、本当に食べたいものなら野菜で代用したり、
ヘルシークッキングしたヘルシー料理ばかり意識を向けて食べるのはもうやめようかなって感じるようになっていた。
野菜を意識した料理も、本当は本当に食べたいものとして食べてるんじゃなく、
過食衝動を起こさせないための食べ方だったり、
吐かずにいれることを継続させていたいから体に良いとされる食事をしていくことで健康維持をしていたつもりになっていた。
でも、最近、ふと、突然だった。
『もう、野菜過食とか健康ばかりを意識した食事をするのはやめよう、
全然ヘルシーじゃなくても本当に食べたいものを少々食べることが心身の満足に繋がる』
っていう、
心と体がそう訴えてるような感覚が生まれてきた。
これまで避けていた極端に甘い物や脂っこいもの、グルテンなど避けてきたものが沢山ある。
でも本当はそれらは全部食べたいものばかり。
本当に食べたいのにずっと一生食べれないなんて悲しい、虚しいなって感じるようになってきた。
だから、これからはほんとに食べたいものがあったら、その気持ちを優先して、
意のままに食べることにする。
それに野菜を沢山食べるっていうのも結構体に負担がかかってしんどいなって感じることが増えてきたのもある。
消化に時間かかるし、胃が苦しくなる時もある。
そんな思いをしてまで野菜に拘る必要あるのか、って疑問に感じてきたから。
野菜で胃を埋めるより、少しの美味しいものをゆっくり味わって、
『心からの美味しかった』
を感じれる方がきっと心身が満足するんじゃないかって、心底そう感じるようになった。
だから、これからは野菜も多くは食べないし、
食べたいものがあったらお菓子でもジャンクなものでも食べることにする。
ただ、気を付けることは、
『本当に!』食べたいと感じた時だけ。
惰性では食べない。
トンカツが食べたくなってどうしてもトンカツじゃなきゃダメなんだったら、
油で揚げたトンカツを食べる。ゆっくり味わって。
本当にこれじゃないとダメって感じるものがあったら、それをちゃんと食べる。
そうすることでこれからの心身に良いものをもたらすんじゃないかなって、
今になって心身が訴えてる声がようやく感じれるようになってるこの頃。