子供の頃から時計のカチカチと音のする秒針が嫌いでした。

いつも耳から離れなくて意識してしまい、
気になりすぎて、他のことに集中できなくなり、

時計の
「チッチッチッチ」
「カチカチカチカチ」

と鳴らしながら進むタイプの時計が大嫌いでした。

なんでこんなにも気になりすぎて、針の音に敏感なのかも分かりませんでした。

ただ、「気になりすぎる」というふうにしか思ってなくて、

このことが日常生活でもかなり差し支えていました。

家にある時計はすべて秒針がカチカチなる音のするものばかりで、

それがいつも気になりすぎて、気にしたくないのに気づいたら時計の音に気を取られ物事に集中できなくなる、

気にしたくないのに、勝手に耳が時計の音に反応する、、、

なのでこの時計の音はいつもイライラしたり腹を立てる原因にもなっていて、

当時
「もー!時計の音うるさい!
音のしない時計に変えて!!

とよく癇癪を起こしていました。

こういうところも、
「いい加減にしなさい!
ほんとにもうワガママなんだから!」

と言われていました。

ワガママと言われていたのはこういうとこもあります。

だって、
時計の針の音がうるさいなんて思ってるのは家族の中で私だけだったから。

「他のみんなは誰も気にしてないのに、あんただけうるさいと言う!
気にしなきゃいいでしょ!!」

と言われても、
気になるもんは気になるし、どうしても時計の針の音に耳が傾くんだもん(´;ω;`)


逆にこっちが聞きたいくらいでした、

「みんなは時計の音、なんで気にならないの?」

って。

みんなはこの針の音が耳につかないのかなあ、気にならないのかなあ、
音になんで気を取られないのかなあ、

って疑問でした。

時計の針の音は中学生まで、ずっと私の神経を逆なでするものとなり、それで中学生の頃までは学校でも家でも常にイライラし、精神的にもかなり不安定で、気障も荒かったです。

私は中学生まで、姉と同じ部屋で10年くらい一緒に過ごしていました。

同じ部屋で過ごすものだから、お互いの意見が合わなかったり、喧嘩もよくしてました。

その中で致命的(?)だったのが、
ドラえもんの目覚まし時計事件。

とある日、おばあちゃんが姉と私に贈り物をしてくれるとのことで、
おもちゃ屋さんに連れていってくれました。

贈り物は、姉と私が共同で使えるもの、というものでした。

なので姉と私の意見が合うものでないと買ってもらえないもの。

おもちゃ屋を廻って見ていると目覚まし時計が目に付きました。

姉と私は目覚まし時計がちょうど壊れそうなのがあったから、
目覚まし時計にしよう!ということで、
一旦意見が合いました。

それからどの目覚まし時計にするかを選んでいたら、

姉はドラえもんの目覚まし時計がいいと言いました。

私は違うのを選んでいたけど、

買ってもらえるのは一つだけら、

ドラえもんの時計もいいかなと思い、それでもいいかなと思っていたら、

よく見てみると、

ドラえもんの時計、
カチカチ音がする、

秒針鳴るやつじゃん
それなら嫌!

ということで、
ドラえもんのは嫌だと言いました。

でも、姉はドラえもんの時計がとても気に入ったらしく、絶対譲らない、

私もカチカチ音がするのなら、自分の選んだ目覚まし時計を譲らない

どちらか一つなので、
良い子のジャンケンをして勝敗を決定することになりました。

結果、私の負け笑い泣き

買ってもらえたのはドラえもんの時計。



姉は喜んでいて、部屋で早速使うことになったけど、

恐れていた、あの時計の「チッチッチッチ」という音が常にしている、、、

うわあ〜〜!!
ヤバい!こんなカチカチ時計のある中でこれから過ごさないといけんの?!

発狂しそうゲロー

なレベルでした。

部屋にいたらいつもカチカチ鳴る時計に集中してしまう。
何かしていても、耳が勝手に音に傾く。

気にしたくないのに気になって神経逆なでする。
なんとかしてくれ!!

てな精神状態でいたので、
中学生までカチカチ時計と共に過ごす生活が辛すぎましたえーん

あと、大問題なのが寝る時。
針の音が気になって、なかなか寝付けない。

という状態にもあり、
寝る時も寝たいのに針の音に耳がいってしまい、

寝ることに集中しろ!

と意気込みながら、ヒツジを数えながら寝ていました。

一旦夜中にトイレで目が覚めようものなら、
またそこで針の音が気になってしまい、寝付くのにまた時間がかかり苦労した。


中学生まではほんとに周りの人の感覚の方が信じれませんでした。


なぜみんなは針の音気にならないの?

って。

家以外でも、おばあちゃんの家や友達の家、学校でも針の音にはいつも敏感になっていて、

まず新しい部屋に入るときは時計が音ありか音無しかを気にしていました。


高校生になった時に、一人部屋をもたせてくれたので、
そこで、瞬時にドラえもんの時計とはおさらばし(姉のもとへ)
私はすぐに音無しの時計を買いました。

家の中の時計全て音無しにしてくれと母にお願いしたけど、

なんで、そんなに気になるの?気が散りすぎて集中できてないだけじゃないの?

と言われたことがあるけど。

私も自分でそうなんじゃないかとも思っていました

私が気が散りすぎてるから集中してないから針の音ばっかりに耳が傾くんだって。

実際、気が散りやすい性格でもあったし、
あんまり集中とかできるとこもなかったから時計の針に集中してしまうんだろう、

私がおかしいんだ、
と感じていました。

学校の教室にある時計もカチカチ音がするのが嫌で、なにかいつもイライラしていました。


時計の音にイライラする、というより、
最終的には、
時計の音に反応しすぎてイライラする自分にイライラする

という状態にもなっていましたショボーン

気にしたくないのに、気になる、勝手に気になる、
耳障りだし精神的に支障をきたす、
ああ、もう、いい加減にして!


と、時計が周りにある環境は相当ストレスでした。

社会人になってからは事務職でなく、肉体労働な環境だったのもあり、
時計の音に惑わされることもなくなり、
自分の部屋にある時計は全て音無しにしてるので、
今の部屋はストレスを感じていない癒やしの空間になってます。

こないだ目覚まし時計の調子が、悪くなってきたから、時計を見にお店へ行った時、

音無しを必死に探している自分を客観的に見て、

こんなことも拘りあるよなあ、
こんなとこも自分のめんどくさい性格だよな、


と思いました。

この「時計の音が気になりすぎる」というのも、

HSP気質によるもの。

もあるみたいで、


こんなとこも笑いそうになりました爆笑

私が今まで、めんどくさい、とか、不便とか、辛いな、とか
なんで私だけ?とか、
なぜみんなは気にならない?
とか、

疑問でたまらなかったことは、

HSP気質からのものだったんだー

と知ることができた時には、
笑えるくらいなんだか自分のことを知れたことが楽しくて嬉しすぎましたルンルン


だからあんなに針の音に反応し、
敏感になって、大変だったんだって知ることができて、

そっかー、HSPってなんか知れば知るほど面白いなー、とも感じていますニコニコ

自分のHSP気質をこれからたくさん分析し、
対処法や考え方などを学んでいくのもこれからの生き方の課題ですグッ

☆今日のお昼ごはん☆

○ほぼ野菜のスパ
○もずく酢
○味噌汁