私は18歳の頃に摂食障害になりました。

それまでも、なんとなくしてた無理はしていない程度のダイエットなどはしていても、食べるものは食べて、フツーに楽しく毎日を送っていたので体重が増えても何も感じていませんでした。

はっきりと「自分は摂食障害だ」

と認識したのは、体重が減ることへの快感、低カロリー食品にしか口にしない、お米や肉、魚などのたんぱく質など一切避ける、過度の運動、「痩せたい」から「痩せなければならない」という思考になっていった頃です。

それまでの、「食べた~い、でも痩せ~い」のような、ゆるゆるな感覚ではなく、

体重が減り続けることの快感、食べることに対しての恐怖、許可食やマイルール、時間や食べるものは徹底し始めた頃でした。

日に日に痩せていく私を見て、「なんかすごい痩せてきたけど大丈夫?」と周りの友達が心配してくれました。

この時も、「痩せてる自分」が嬉しくて、初めて自分に自信が持てたような感覚になり、

痩せていれば、自信が持てる、皆に注目される、愛される、

そう感じた時、「痩せていなければならない」

と感じ、徹底して体重を減らすことにのめりこみました。

 

摂食障害になる前の私は

151センチ   47キロ

くらいでした。

いつも丸顔がコンプレックスで、脚が太い、お腹が出ている、などコンプレックスだらけで自信を持てていなかったけど、

痩せた時に、「痩せたら自信を持てる」ようになった私は、

当時は「痩せていることが全て」になりました。

 

これから、その思考が約20年間支配し、自分自信が苦しむことになるということも知らずに----------------,,,,,,,,,,,

 

徹底して許可食しか食べず、毎日2時間以上の過激な運動をしていたけど、

痩せたい気持ちに反して、いつも栄養不足だった体と心は「食べたい」気持ちが強く、段々と頭の中は食べ物でいっぱいになり、四六時中、食べたい、食べたいでいっぱいでした。

 

その時、

そうだ、口に入れても、胃に入れなかったらいいんだ、

という考えから、チューイングするようになりました。

最初はそれで満足していたけど、食べ物を噛むだけで、胃に入らないから、結局は満たされずお腹は空く、イライラも募る。

 

ある日、チューイングがやめられなく、ずっとしていたら、胃が少し膨れていることに気づきました。

胃に入れてないつもりでも、少しづつでも胃に入っていくことに気づき、

パニックになりました。

チューイングしているものは自分が禁止食にしていた高カロリーの食べ物ばかり、それが胃に入ってしまった、どうしよう、どうしよう、どうしよう、

何とか、何とかしなくては、、、

 

そうだ、吐いたらいいんだ、吐けばなかったことにできる、

そう思い、すぐにお手洗いへ行って、吐けるように頑張ってみたけど、吐き方を知らないから、どうやって吐けばいいのか分からない、

でも、早く何とか出さないと!!

その時さすっていた胃を少し強く押したら、入っていたものが戻ってきた。

 

これが、嘔吐の始まり。

 

この時、

「よかったら、吐けた、ナシにできた!」

の嬉しさと、そうだ、これからは吐けばいいんだ、そしたらチューイングしなくてもいいんだ、

と思いました。

「食べたら吐けばいい」

嬉しさ半面、

 

私はこうもその時感じていた。

 

「間違いの一歩に手を出してしまった、クセになる」

 

そう気づいていました。

 

これからは禁止食を口にしても、吐けばいい、という思考になりながらも、

「これにはまったらだめになる!!」と低体重ながらも、その思考もまだ健在していた。

 

だけど、その思いより、一度味わった快感の方が上回り、

 

そのまま摂食障害、拒食と過食嘔吐を繰り返しながら、約20年が経ちました。

 

 

~~~また、続きはちょこちょこ綴っていこうと思います~~~