こんにちは
管理栄養士の木富です



感染の拡大が止まらず、不安な毎日ですね
そんな中、感染から身を守ろうという
人びとの意識も高まって来ていると感じます



感染予防のために手洗いがとても効果的と
いうことで、お子さんにもわかりやすい
動画も配信されていますね



中でもピコ太郎さんの動画は外国からも
注目され、正しい手洗い方法が
広められています



普段から食中毒を予防するために
手洗いの大切さを口酸っぱく声に
して来た管理栄養士の立場からも、
正しい手洗いの知識が広められるのは
嬉しいことです😊



コロナウイルス対策が長期化し
ハンドソープや消毒用アルコールの
品薄が続いています



推奨される手洗いとしては、
ハンドソープを使って手を洗いますが、
ハンドソープがなければ手がきれいに
ならないというわけではありません



例えば、水道のお水だけで
ピコ太郎さんの動画の手洗いを
しても十分効果があります手キラキラ



先日、水道水だけで正しい手洗いを
行った場合、手の汚れがどれだけ
取れるか、どれくらいの効果があるか
実験してみました



写真は
3MTM クリーントレースTM ATP測定機器
というものです
これを使って手を洗う前と洗ったあとの
手の汚れをATPという数値で比較しました




左は手を洗う前
数値は1,606RLU


右は流水で正しい手洗いをした後
数値は623RLU


数値が下がっているのは、いわゆる“汚れ”
が落ちたということです


ちなみにうちの会社で設けている
手のひらの基準は
1,500RLU以下です


仕事でPCをさわった状態で
1,606RLUだったので
思ったより少なくてつまらない😅


もともと私はきれいなほうだった⁇
かもしれませんが、
水洗いだけで40%も汚れが
減少したことがわかりました



ね?
お水だけでも
きれいになったでしょ?キラキラ



ものがないとできないということ
ではなく、大切なのは“方法’’です



汚れが付いている、取れにくい
残りやすい部分を知って、
意識して洗うことが大切です



流水だけで洗う時は、水を流しながら
手洗いの順番どおりに軽くこすり洗い
をしてください
時間は40秒くらい時間をかけて
洗ってくださいね



これを2回くり返す『2度洗い』を
すれば、さらに効果的です手キラキラ
そして、こまめに洗うこと‼︎
ここポイント‼︎



トイレの後、外出から帰ったら、
食事の前、掃除をしたら、
ペットをさわったら、
スマホをさわったら、
鼻水をかんだら、
などなど、1日何回も手を洗う機会は
あるはずです



ちなみに私たち管理栄養士の中では
『1作業1手洗い』と言って
次の作業に移る前には必ず手を洗って
二次的に汚れを移さないように
注意しているんですよ



今は災害時ではないので
ライフラインは維持されています
ありがたいことに、水道水は蛇口を
ひねれば出るのです



水道水の中には塩素が含まれていて
塩素には消毒殺菌の効果があります



ものがなくなって、過剰に不安になり
買い占めに走ったり…
一方では、あまりに無頓着で
無防備な人もいます…



正しい知識を持って
今あるものを有効に使って
今できることを…



ちょっとした発想の転換
特別なことじゃなく
当たり前のことを普段より
ちょっと意識することが
予防になることに
気付いてほしいなと思います


今できることをして
感染症から自分と大切な人を
守りましょう





※ATPとは :生き物がエネルギーを蓄えるための物質です。動物や植物はもちろん、それらを加工した食品に含まれています。          
Adenosine triphosphate(アデノシン三リン酸)の頭文字から、ATPと呼ばれています。
※ATP 検査とは:目に見えない洗い残しを ATP を指標として目に見える形にする清浄度検査です。
洗浄・清掃後の器具や手指をスワブでふき取り、 
試薬と反応して発光させます。
そして、その発光量を測定器で計測し数値化します。
数値が高いほどATP量が多く、
汚れが多いと判断できます。洗い残しの有無を瞬時に知ることができる仕組みとして食品衛生検査指針にも検査法が収載されています。

3MTMより引用