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菅原麗子の「Happy!電波Girl!!」はこちらから今回は、女性が悩みがちな便秘解消法についてお話します
便秘に悩む女性、ほんとうに多いですね。
私も、学生時代に便秘に凄い悩まされた時期がいっぱいあります
あわただしい朝の時間、つい余裕がもてなくてトイレに行かなくなってしまう。
そのうちおなかが張って苦しくなり、下剤のお世話になる。こんな悪循環をくり返してはいませんか
「私は毎朝一回、ちゃんとしているわ」
という人もいるでしょう。
しかし、
人間の自然な体のリズムからいうと、一回食べれば一回出るのがほんとうなんです。
よく三つ、四つの小さい子供が、食事が終わると
「ちょっとウンコしてくる
」と食卓を立ったりしますよね。
これが腸のはたらきの正しい状態なのです。
大人になると、消化しきれないほどのものを食べすぎて、腸の中にそれらがたまっていきます。
年がら年中食べものを送りこんでいるので、腸はほとんどソーセージのような状態です。
腸というのはもともと非常に鈍感な臓器なのですが、
こういう状態になるとよけいにその感覚が鈍くなり、
「食べものが入ってきたよ」
という信号が送られてこなくなります。
こうして便秘になると、どんな弊害があるのでしょうか。
たくさん食べものが腸に送りこまれると、消化液と充分に混ざり合わなくなります。
つまり、完全に消化されなくなるわけですね
たとえば、たんぱく質は消化液によってアミノ酸に分解され、
体の組織やエネルギーのもとになりますが、これが完全に分解されないと、
アンモニアやアセトアルデヒド、硫化水素、マロンアルデヒドなどの物質をつくりだします
これらはすべて発ガン物質になる、たいへんこわい毒素なのです
これらの毒素が血液を通じて体中に運ばれます。
腸管から吸収されたものは、栄養素も毒素もすべて、門脈という血管を通じて肝臓に行きます。
肝臓では、体によくない毒素をなんとか分解しようというはたらきがおこります。
このはたらきが続くと、肝臓に負担がかかり、肝臓肥大や機能の低下を引きおこします
また、肝臓で分解されなかった毒素は体中に血液にのってまかれていき、
頭痛、肩こりなどのもとになります。悪い血液は頭にも行きますから、もの忘れがひどくなります
記憶力は、酸素がたっぷり含まれたよい血液が補給されることで活性化されますから、
毒素の入った血液だと当然記憶力は減退していくわけです。
イライラや短気は性格の問題と考えがちですが、これもこの毒素と関係しています。
肝臓が腫れると、人間はなぜかおこりっぽく短気になります。
「あの人は意地悪で思いやりがない」
なんていわれている人は、肝臓を害していることが多いのです。
だから、食事を変えて健康をとりもどすと、
驚くほどやさしい人に変わることも、めずらしくありません
「ああ、歳をとったのかしら。
最近もの覚えも悪いし、発想やひらめきもないし……。なんかイライラするばかりで……」
よくこんなふうに思ってしまいますよね。
でもそこで、これは自分の仮の姿だ、
ほんとうはそうじゃなくて便秘のせいだと考えて、
食事を変えるといいんじゃないかと思います