去年〜今年2月くらいのお話です。


4月末からスタートした行動援護の支援。


初日は1番近い公園に歩いていく。

という目標でした。

まず、歩いてマンションから出た事がないKくん。

テンション高めで公園に向かいました。

支援員さんともちゃんと手を繋いで歩けました!

公園では楽しく遊ぶ事ができて帰りも手を洗ってスムーズに帰る事ができました。

手を洗うのは小さい頃から公園から帰る時のルーティンなのでわかりやすかったと思います。


初回がうまく行き過ぎてたのもあり、事業所Hさんは5歳の子と公園行くくらい多分チョロいな、くらいに思っていたと思います。

確かに最初の2〜3回はうまくいってました。


その後、慣れてきたKくんは自我がでてきて

そっちは行きたくない!バスに乗りたい!となりマンション下でパニックを起こす日が続きます。


事業所Hさんは徒歩では目的地に行けないから自転車で公園に行きましょう!と提案され

その後は毎回自転車で公園に行って遊ぶ、を繰り返していました。

当初の目的とは違うけどKくんは水遊びが大好きなので時季的に水遊びができる公園に連れて行ってあげれたのでその時は、まあいいか!とママも思っていました。


ただ暑くなってきたら事業所Hさんから支援員の体調や体力もあるので居宅介護を申請してくれ、と言われました。

福祉課に聞いてみたらもちろんとれませんでした。


ママもKくんの子守りをして欲しい訳ではなかったのでちょっと疑問が残りましたが

将来的に考えて保護者のレスバイトも必要だから家ならママなしでもみれますので、という感じでした。


そうこうしている間に9月末くらいからKくんが引きこもりになってしまい、幼稚園、療育、公園どこにも行けなくなりました。


唯一、大好きな電車を見に行く事だけができました。


ママは引きこもりをどうしても打破したくて事業所Hさんに相談して支援時間を少し長くして電車を見に外に連れ出して欲しいとお願いしました。

快く受けてくださり、バスに乗って沢山電車の見れる駅までいきました。

帰りにマックでポテトを食べて帰る、という流れを3回くらいやりました。

ただ、大好きな電車。

行きは良い良いですが、なかなかスムーズに帰る事ができません。

無理矢理タクシーに乗せて帰ってきた事もありました。

事業所Hさんから1人では大変だから2人介助をとってくださいと言われました。


また、福祉課に相談。

幼稚園に行けなくなった事。

行動援護で電車を見る時のみ外出出来る事。

帰りに癇癪を起こすと支援員さんとママ2人では大変な事。

を伝えました。


また、担当ケースワーカーさんと管理者のお2人が外出支援の見学にきてくださいました。

見てくださった結果、2人介助はでませんでした。

ただ幼稚園に行けない分、外出支援の時間がマックス40時間まで出してくれました。


支援員さんの支援の仕方や対応、質に問題があるのでは?と言う事。

それは、実はママもずっと感じていた事でした。


まず、声かけをあまりしてくれないんです。

公園に行っても見守りはしてくださるけど

危険な行為に対して声かけなく止める、もしくは危険なままやらせてしまうんです。


ママはずっと児童発達支援の先生たちを見てきていたのでこんなにも声かけなく放置なんだ!とビックリしたのを覚えています。


Kくん耳聞こえてますか?

呼んでも振り向かないですよねって。言われた事もあり、大丈夫かなって感じた時もあります。


2人介助が取れなかったことを伝えると

2人介助がないとムリだと言われました。

取れなかった理由は?と言われて

まだ5歳のKに対してもう少し療育的な声かけをして欲しい事を話しました。


そしたら、うちのやり方に満足がいかないならこれ以上支援はできません。

支援の仕方を変えることはムリなのでKくんにあった他の事業所を探してください。

と言われてしまいました。


行動援護。

支援は取れたけど正直5歳の子でこの支援を使ってる子はほとんどいないそうです。

なので事業所さんも大人の行動援護と対応の仕方が違うから受けてくださるところが少ないんですね。


ママは無知だったのもあり、受けてくださった事業所Hさんを頼りにしていたのでショックで仕方なかったです。


福祉課の方からも連絡がきて、事業所Hさんは居宅や2人介助などお母さんに取れと言ったり、楽して実入の事ばかり考えてるので新しい事業所を探しましょうと言われました。

また、相談支援事業所もKくんにあったところに変わった方がいいといわれました。


相談支援事業所は優しい相談員さんではあったのですが、療育の先生や支援員さん達からはKが大変な時に支援者会議もしないなんて…とか

事業所探しなどもなかなか伝手がない新しい事業所だったので、将来の事を考えて昔からある太いパイプが沢山ある事業所を探してくださると言うことで

福祉課の方にお願いすることにしました。

きっと、2人介助がとれなくて事業所も契約切られそうで、引きこもりのママとKくんをみかねて手を差し伸べてくださったんだと思います。

本当にありがたいことです。

お世話になった相談支援員さんもその方がいいと快く契約終了や引継ぎの手続きをしてくださいました。


それから、新しい行動援護の事業所さんを先輩ママさんから紹介していただいて、まずは面談をしました。


事業所Tさん。

面談の初日に絵カードを作ってきてくれてKくんに見せてくれました。

まだ契約やこれまでの経緯も話していないのに…

前の事業所Hさんとは声かけから全然違いました。

ママはびっくりしたのと同時に凄く救われた気持ちになりました。

外での楽しみを見つけて頑張りましょうと言ってくださいました。

多分大丈夫です!と。

とっても心強いなと思いました。

ただ本当にKくん手強いので上手くいくかはわからないけどここからまたがんばろうと思えました。


福祉課の方が相談支援事業所も見つけてくださり、順調に決まって。面談に来てくださいました。

確かに今までの相談員さんは面談に来てくださった事がなくて。笑

新しい相談員さんはベテランさんで支援学校の教員もしていたそうでとてもKくんの事を可愛がってくださいました。

新しい行動援護事業所Tさんもそうですがママとの面談や話よりKくんとのやりとりをまずは大切にしてくださる、そんな事業所さんでした。


福祉事業所さん。

行動援護も相談支援も本当にいろいろなんだなぁって。事業所選びがいかに大切が身に染みました。


きっと長くお世話になるであろう事業所さんなのでママもKくんも支援や支援員さんにたくさん頼りつつ成長していけたらいいな、と思っています。




本当にまだまだこれから。

がんばります!


Kくんママ。