Kくん、普段は多動ながらも性格は比較的穏やかな方でした。


強度行動障害といっても自傷行為や他害はなく

対人トラブルは今のところまだないです。


Kくんは重度の知的障害があり、言葉の理解や危険がわかりません。


自我がめばえてきたのは年中の秋くらいからでした。

 

小さい頃から電車が大好き!


電車の見える公園から帰れなくなったり

踏切に入って座り込んだり

勝手に改札を通って電車に乗ったり

電車から降りたくなくて暴れたり


とにかく大好きな電車への拘りが強くて

体が大きくなってきて、力も強くなって

私1人ではどうすることもできなくなってきました。


電車のホームから帰れなくなり、癇癪。

警察の方にお世話になった事もありました。


誰に頼っていいのかわからなくて

人に迷惑かけてはいけないし

その頃から外出が怖くなってきました。


警察や福祉課に相談しても助けてくれる人や支援はなくて、いろいろ検索魔になりました。


成長したら楽になっていくと思っていた育児。

知的障害の重い自閉症の育児は成長した方が大変な事もあるということをこの時に知りました。


発達外来の先生に書いていただいた強度行動障害の診断書を持って福祉課に何度もかけあって

なんとかとれた支援が行動援護の余暇支援でした。


といっても、余暇をたのしむというよりは

目的地まで手を繋いで歩けるようになる

という訓練の為の支援で、私が同行するのが条件です。


幼児でこの支援を使っている子はほとんどいないらしく、事業所探しも大変でした。

(地域によって違いはあると思いますがKくんの場合、実際に行動観察していただき住んでる立地上、命の危険がかなり高いということで出た支援です)


最初に契約した事業所は全然うまくいかなくて

事業所から断られる始末でした。


途中から引きこもりになり、順調ではなかったけど

今の事業所さんをお友達に紹介していただいてからは一緒にファミレスに行ったりマックに行ったり。

最近は近所の公園にも行けるようになってきました。まさに訓練真っ只中です。


事業所さんや支援員さんによって支援の仕方や考え方が全然違うので事業所選びがいかに大切かも学びました。

(合う合わないは個人差があります)


この事についてもまた追い追い書いていきたいと思います。


いつかママと2人でも楽しくお出かけできるように。


Kくんママ。