今日は、娘レナの父の日スト―リー、
ありがとうと一緒にハグをプレゼントしよう。
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蟹瀬レナの小話
「最愛の父と歩くバージンロード。」
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３年前にデンマーク、コペンハーゲンで
挙式を挙げた際によく覚えていることがあります。
それは父と歩いたバージンロード。
私の長いベールがカーペットに
引っ張られてなかなか前に進めず大変だったこと。
そして一番は父の一歩がものすごく小さく、
ほぼ停止状態だったこと。
まるで後に進んでるんじゃないかと思うほどで、
父と組んでる腕を引っ張りながら
どうにか曲が終わる前に新郎の元に到着。
挙式後、父に
「ものすごくゆっくり歩いたね」
といったら、
「そうか？」
と自覚がない返事が返ってきた。
あのとき父はどんな想いだったのか
今でも気になる。
挙式後にバージンロードの
深い意味を聞いたところ、
バージンロードは花嫁の一生を表しているとのこと。
教会のドアが開き、花嫁の新しい人生が始まり、
バージンロードを歩く一歩一歩は
1年ごとを表しており、
最初の一歩は花嫁が誕生した日を意味し、
父親と歩くバージンロードは過去を、
父親から新郎にバトンタッチをする瞬間は今を、
新郎と歩むバージンロードは未来を表しているそうです。
そう思い返すと、
父と歩いたあの重い一歩一歩には
たくさんの思い出が詰まっていると
再実感し、胸が熱くなりました。
父と私は虎の子は虎というように
とっても仲良しでよく似ています。
小さい頃からおてんばだった私を、
いつも好きなようにやりなさいと
背中をぽんと押してくれる存在。
でも本当はすごく心配しいるのに、
グッとこらえて見守ってくれていて、
ここぞという時に
手を差しのべてくれていたことも、
大人になってから、よくわかるようになりました。
15歳の私を信頼して
一人でイギリスに送りだしてくれ、
英語がまだ堪能ではなく
宿題に追いついていけない私を、
父は時差や仕事の忙しさにもかかわらず、
徹夜してサポートしてくれてました。
年をとるにつれて母と娘の時間のほうが
増えているのが現状ですが、
見えないところでいつも私を応援してくれていて
愛してくれている父。
海を越えて1年に1、2回しか会えず、
会うたびにハグをすると少し小さくなっている父。
でも私にとってはいつまでも
頼もしい家族の大黒柱の父なのは変わらない。
日本ではあまりハグをする習慣がないかもしれない、
でも触れ合いは大切な人をもっと幸せに、
もっと笑顔にします。
いつまでも元気に長生きしてほしい気持ちを込めて、
“ありがとう”と共にハグをプレゼントしてください。
みなさん素敵な父の日を。
LOVE
レナ
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娘からのハグをプレゼント。
父の日に愛をこめて。
レナ・ジャポン・インスティチュート（株）
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