中原淳一展に行ってきたお話 | 玲子のとっておきなお話し

玲子のとっておきなお話し

シャンデリアボイスを持つミュージカル俳優。
加藤玲子のわりとオフィシャルなブログ

 
昨日、行ってきました。
 
111年目の中原淳一展
 
 
 
急に思い立ち、当日券で行くことにしたのですが
いきなりこんな幸運があるなんて!
 
チケットを買うためにブースに並んでいると後ろから
「お姉さん、これから買うの?」と声をかけられ
振り返ると、小柄で上品そうなマダムが。
 
不信そうな顔をする私に
お友達を誘ったけれど行けなかったので
せっかくだからと招待券をくださったのですお願い
 
お優しいマダム、なんとお礼申し上げればいいか
本当にありがとうございます!
感謝いたしますキラキラ
 
 
私にとって「中原淳一」というと
お姫様みたいな素敵なドレスを着た夢見る瞳の少女のイラストですが
 
 
そこはもう“少女の夢”が詰まった“夢の空間”。
お花やリボンやフリル、ちょうちょ、ねこ・・・・
 
うわあああキラキラ
ヤバいオッドアイ猫
かわいいピンク薔薇
めっちゃかわいいッチューリップ黄チューリップ赤チューリップピンク
(心の声…時々漏れる)
 
撮影可能なゾーンがありました。
 
今ではほぼ365日ジーンズで通す私ですが
少女の頃は大好きだったメルヘンの世界です。
 

「風と共に去りぬ」や「若草物語」の中で

ヒロインたちが着る布をたっぷり使った裾の広がるドレスや膨らんだ袖にあこがれて
うっとりと見ていた映画の世界。
公開当時の日本では考えられない夢のような世界。
アメリカってすごい国だなって思っていたけれど、
実は日本にもあったんだということに驚きました。
 
 
中原淳一の言葉を印刷したタペストリーには
「美しく」という言葉がたくさん。
 
美しくとは華美に飾り立てるということではなく
自分の心が美しくあること
そこには美しく生きるとはどういうことかのヒントが。
 
可愛すぎる帯ガーベラ
 
 
原画がたくさん。添えられているメッセージや言葉もしっかり読む。

 

 
ゆっくりと見て回るうちに
おそらく“中原淳一ド真んなか世代”だろう母が思い浮かびました。
 
私の母はひどい外反母趾になっているのですが、それは若い頃おしゃれのためにヒールの高い、華奢な靴を履いていたからだそうで
おしゃれな靴やかわいいワンピースのデザイン画を見て、かなり影響をうけていたのではないか・・・
そういえば私が子供の時、母が作ってくれた洋服には、母の少女の頃のあこがれが反映されていたのではないかと、あの時のイチゴ柄のブラウスや緑のビロードのマントを思いだしました。
 
 
会場をでた後
メルヘンとノスタルジーにたっぷり浸った余韻をまだしばらく感じていたくて

入場前にマダムから頂いた優しいお心を

HARBSのミルクレープに変えましたニコニコ