高校に入学してから最初の1年の続き
夢も希望もなくなんだか絶望的だった
最初の頃にできた数人の友達もわたしがほとんど学校に行かなくなったのでもう誰もいなくなった
とても寂しかった
明日こそ学校に行こうと思うんだけど行けなかった
毎日のように喫茶店で過ごした
高校を退学することも頭をかすめるんだけど本当に実行に移すほどそんな勇気はなかった
母はこのわたしの状態にとても嘆き怒り悲しんだ
父は学校を辞めたければやめてもいいと半ば投げやりな感じで言った
当然出席日数がどんどん足りなくなっていった
もちろん親も先生たちも心配していた
退学することばかり考えていたけど、じゃあ退学してどうするのか?
ますます夢も希望もないだろう
そう思うと怖くて退学はできなかった
そして1年もほとんど終わる頃になぜだか急に進級したいと思うようになった
進級したいって先生に言った記憶もある
しかしながら進級するには出席日数があまりにも足りなかった
そして留年が決まった
留年することにしたのだ
留年してまで学校に残ろうと本能的に決めた
本当に退学してしまったらわたしの人生は本当にダメになるとわかっていたのかもしれない
留年と決まった時なぜだかちょっとすっきりした気持ちだった