図書館で見つけてなつかしく思い、江戸川乱歩の本を借りてきました。
「屋根裏の散歩者」
表題作のほか、「人間豹」「押し絵と旅する男」の三作が収められています。
江戸川乱歩を読むなんて、小学校のとき以来ですから、30年ぶりぐらいでしょうか。
古めかしい文体が味わい深い。
「煙草はよしたのかい?」
「君、あの車を追ってくれたまえ!」
「まあ、ここはどこですの?」
いずれも口語として耳にすることのない語感です。
嗚呼、しかし、それでこそ明智くんの活躍が栄えるというものです!
明智探偵、なつかしー。
小林少年が出てきたときは、
「久しぶりやな、小林!!」
となつかしさもひとしおでした。
さて。
いま「人間豹」を読み終えましたので、これから「押し絵と旅する男」をゆっくり読もうと思います。
それでは諸君、ごきげんよう!