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さまざまな病気の中でも、潰瘍性大腸炎/クローン病の患者数は将来、世界的に増えると強気の予測。それに伴い、医薬品の売れも期待できるとの分析をしています。

 

◆ レミケード®、ヒュミラ®、シンポニー®系が主要

質問:炎症性腸疾患治療薬の市場では、どの薬効成分が好まれていますか?

 

回答:

薬剤クラス別に見ると、レミケード®、ヒュミラ®などのTNF阻害剤の承認の増加で主要なシェアを占めています。

 

<コメント>

図は、薬剤の種類ごとの販売市場のシェアです。

棒グラフの中の数字は、1か月の薬代です。保険によって1割、2割、3割負担になります。

ステラーラ®は、「レミケード®他 生物学的製剤」の棒グラフの中に含まれています。薬の働きが他の生物学的製剤と異なり、さらに価格が飛びぬけて高価なことから、抜き出し、薬代を明記しました。
 

 

◎ 感想

新しく開発された薬は、ほぼすべて高額な薬に限られているような気がします。開発費は多額ですが、ステラーラ®のように1か月の薬価が38万円なら、元がすぐにとれる。

 

日本を含む先進国は健康保険があったり、特例や治験という名目で患者負担が少なくなったり無料になります。

途上国では、高額医薬は富裕層向けです。庶民で重度になってしまったらどうなる? 生物学的製剤にお金を払うことはできません。というか、存在自体知らないはず。ならば手術?ですが、高価な手術代は払えない。

住んでいる国によって、平均寿命が異なるのはそういうことなんだと、書いていて改めて気がつきました・・・。

 

 

▼ 薬の種類

以下、グラフの薬の説明です。

一般名/商品名® 1か月あたりの平均価格 / 販売許可年(世界で最初に認可された年。日本の認可年は、薬によっては10年以上というようにかなり遅れていた)

 

◎ TNF阻害剤 (生物学的製剤) 6~12万円

インフリキシマブ/ レミケード 2003年

エタ ネルセプト/エンブレル 2005年

アダリムマブ/、ヒュミラ® 2008年

ゴリムマブ/シンポニー@ 2011年

セルトリズマブ ペゴル/シムジア 2013年

オゾラ リズマブナノボディ@ 2022年

合計6剤

 

◎ IL12/23 (生物学的製剤) 38万円

ウステキヌマブ/ステラーラ® 2009年

 

◎ アミノサリチル酸塩 = メサラジン =5-ASA 1200円~4000円

 商品名:サラゾピリン® 1940年代

       アサコール® 1982年

       ペンタサ®  1986年

        リアルダ® 2007年

合計4種類

 

◎ 抗インテグリン 7万円から28万円

 ベドリズマブ/エンタイビオ®  2014年


◎ ステロイド 9000円 プレドニゾン 1955年

 

◎ その他薬剤 

<コメント>

その他薬剤の内容が不明です。抗菌剤か?

アモキシシリン水和物(サワシリン®、パセトシン®他)、テトラサイクリン系抗菌薬、メトロニダゾール(アスゾール®、フラジール®) いずれも低価

 

◎ IL阻害剤  4800円~

 カロテグラストメチル/カログラ錠120mg® 

日本で開発され、2022年に日本でのみ承認。 1回あたりの投与期間として最長6ヵ月を超えて投与したときの本剤の安全性及び有効性は確立していない!

<コメント> 安全性と有効性が確立していなくても販売できる?! 皆さん、ご存じでした?

 

◎ JAK阻害剤 2500円から4900円

 トファシチニブ/ゼルヤンツ@ 2012年

 フィルゴチニ/ジセレカ®

 ウパダシチニブ/リンヴォック® 2019年 (中等症から重症のアトピー性皮膚 炎の治療薬として、ロシア、サウジアラビア、アラブ首長国連邦、ニュージーランドおよびチリで承認され、現在、米国食品医薬品局(FDA)では審査中。日本は、アトピー、関節炎、クローン病で認可)

<コメント>アメリカが認可していないのに、日本は認可している。こんなこと、以前はなかったのに・・・。

 

◎ 阻害剤

  アザチオプリン/イムラン®、アザニン®  1968年
   6-メルカプトプリン(6-MP)ロイケリン®、

  シンクロスポリン®/サンディミュン® 1971年

  タクロリムス/プログラフ/ 1994年  ネオーラル®/

 

 

質問: クローン病の新薬は2023年に承認されますか?

ミリキズマブは潰瘍性大腸炎の治療薬として、日本で2023年3月に承認を取得。商品名:オンボー®で持田製薬から販売。 

薬価は、1か月で12万円から20万円

 

質問:炎症性腸疾患の治療薬市場で好まれている購入方法はどれですか?
病院薬局、薬局、オンライン薬局に分類されます。
海外では、副腎皮質ホルモン剤のJAK阻害剤(ゼルヤンツ®など)は、処方箋があれば薬局で簡単に入手できます。このため、薬剤の需要増で、2022年には薬局での市場を独占しました。

▼ オンライン薬局

カナダでは、オンラインの医者からオンラインで処方箋をもらってオンラインの薬局で買えるようです。でも、カナダ政府は、安全ではない!とホームページで警告しています。