●C反応性タンパク質CRP) 炎症が起きると起動する五稜郭 | 潰瘍性大腸炎 & クローン病&過敏性腸症候群の改善・完治・根治

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▼ 炎症と下痢

潰瘍性大腸炎/クローン病は、腸に炎症が起きて下痢になる。なぜそうなのか調べてみました。

 

説明:

「腸の粘膜層に炎症が起きると、毛細血管から水分が漏れ出る。その水分が消化物に混ざって下痢になる。」

 

炎症で血管の壁に亀裂ができるから?

 

説明:

「炎症が起きると、血管の中のアルブミン量が少な過ぎるようになり、血管の内側から外側へ水が染み出やすくなる。」

 

炎症のため血管が壊れてそこから水分が流れ出るから下痢になるという説明は、みつかりませんでした。つまり、アルブミン不足が原因ということです。それではどうしてアルブミンの量が少なくなるの?

 

説明: (広島県 中国中央病院)

「CRPが上昇すると、アルブミン値が低下します。」 

 

アルファベットとカタカナの医療用語は苦手です。

 

▼ C反応性タンパク質CRP (C Reactive Protein) 

からだの中では、炎症が起きると、現場の細胞たちからSOSの信号を発します。信号は、すぐに血管に入る。全身の血液は、心臓へ送られる前に、必ず肝臓を通過します。肝臓は、信号に反応し、炎症に対応する物質を何種類も作ります。血液はそれを回収し、炎症部位へ運びます。

 

炎症に対応する物質のひとつが、C反応性タンパク質CRPです。名称の由来ですが、先頭のアルファベットのCは、発見された時、肺炎球菌のC多糖体という物体に反応したことから選ばれました。

 

◎ 図 C反応性タンパク質 CRPの分子構造

分子が輪になった5個がワンセットの大きなたんぱくです。全体の分子量は、10万5000個。

 

こんな大きな分子を作るには、最低6時間が必要。組み立て作業が軌道にのり、増産が頂点に達するまでにかかる時間は、24時間。

それまでの間、敵と戦っているのは、すぐさま現場に急行できる好中球ちゃん。クロスケ君も、一足遅れてですが駆け付け、一緒に敵をがぶ呑みする。

 

◎ こちらは、たんぱくアルブミン。ひとつあたりの分子量は6万6000個。ひとつあたりの大きさはC反応性タンパク質よりも大きい。でも、五稜郭の大きさには勝てない。

▼ C炎症性タンパク質が高値になってもアルブミンが取って代わらない

炎症が起きると、アルブミンが減り、C炎症性たんぱく質が増える。

血管の中は、C炎症性たんぱくに乗っ取られてしまうということ?

 

<正常値>

アルブミン 4000mg/dl

C炎症性たんぱく 

  • 正常範囲 0.3 mg/dl以下
  • 軽い炎症などが検討される範囲 0.4〜0.9
  • 中程度の炎症などが検討される範囲 1.0〜2.0
  • 中程度以上の炎症などが検討される範囲 2.0〜15.0
  • 重体な疾患の発症の可能性が検討される範囲 15.0〜20.0

 

C炎症性たんぱくが1mg/dlを超えると、急性の炎症が起きている可能性がある。

 

血管の中のアルブミンの量は、膨大です。なので、C炎症性タンパク質が取って代わるということはない。

 

▼ C反応性タンパク質の働きは?

C反応性たんぱくは、炎症が起きると増える。ということは、細菌やウイルスをやっつけてくれるといった嬉しい働きがある。どんな?

 

おまけ記事

● 函館の五稜郭とアメリカのペンタゴン

https://ameblo.jp/reikigirls/entry-12827502051.html