後藤けいです。
皆様の健康を祈って絵をお届けします。
まだふたりの娘が、小学生のときでした。夏に、東京の南にある小さな離島の式根島で10日間から2週間、テントをはってキャンプをするのが恒例でした。
毎日、たきぎを林から拾ってきて、ライターで火をつけて、飯ごうでごはんを炊いて、網で肉を焼いていました。
ある日、3人で、海面から1メートルほどのところをゴーグルをして素潜りをしていました。
美しい熱帯魚がたくさん!
長女が、
「おかあさん、ほら、さかな!」
水の中で叫んでいる声が聞こえました。
水の中でも声が伝わる。そのとき、はじめて知りました。
あれから何十年もたちますが、今でもあのときの光景と声は忘れられません。
みなさんのこころに残る声の思い出は、なに?