この地上世界は、教訓を与えてくれる絶好の場所です!
前回、この物質肉体は、地上世界で生活するため神様からお借りしている大切な「借り物」と言いました。
では、なぜ、この大切な「借り物」が必要なのでしょう? 地上世界に生まれ出た目的は何でしょう? <霊界での生活>だけではダメだったのでしょうか?
理由として直ぐ頭に浮かんだのは、過去からの<カルマ解消>と、<霊性進化>でした。
だから、これまで私は、カルマ・因縁・業など、その<原因>となるものを随分探し求めて来ました。
そしてその都度、「確かにそうかも・・」「これは正さないと・・」と思う一方、「本当にそうなの・・」という疑問も持って来ました
そんな長い年月を経たいま、言えることは、『どうあがいても<原因>と<結果>は変わらない』、『だから、今ここにいる』、『すべて(苦労、試練、病気、人など)は、必然だった』、『これから変わるしかない』、と言うことです。
それでは、「霊の世界」からの言葉をご参考に抜粋します
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シルバー・バーチの霊訓(一) 近藤千雄訳 潮文社 第二章 なぜ生まれてきたか 38ページ、45ページ より抜粋
(太字・アンダーライン・色付けは私が入れています。適宜改行を加えています)
地上に生を享ける時、地上で何を為すべきか は魂自身はちゃんと自覚しております。
何も知らずに誕生してくるのではありません。
自分にとって必要な向上進化 を促進するにはこういう環境でこういう身体に宿るのが最も効果的であると判断して、魂自らが選ぶのです。
ただ、実際に肉体に宿ってしまうと、その肉体の鈍重さのために誕生前の自覚が魂の奥に潜んだまま、通常意識に上がって来ないだけの話です。
・・・・・・・・中略・・・・・・・・
人生の目的は至って単純です。
霊の世界から物質の世界へ来て、再び霊の世界へ戻った時にあなたを待ち受けている仕事と楽しみを享受する資格を身につけるために、さまざまな体験を積むということです。
そのための道具としての身体をこの地上で授けてもらうというわけです。
この地上があなたにとって死後の生活に備える絶好の教訓を与えてくれる場所なのです。
その教訓を学ばずに終われば、地上生活は無駄になり、次の段階へ進む資格が得られないことになります。
このことは地上だけでなく、私どもの霊の世界でも同じことです。
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シルバー・バーチの霊訓(四) 近藤千雄訳 潮文社 第三章 再生の原理 61~68ページ より抜粋
(太字・アンダーライン・色付けは私が入れています。「 」内がシルバー・バーチの言葉。適宜改行を加えています)
──再生は自発的なものでしょうか。それとも果たすべき目的があってやむを得ず再生するのでしょうか。
「 そのいずれの場合もあります 」
──ということは、つまり強制的ということですね。
「 強制的という言葉の意味が問題です。誰かに再生しろと命令されるのであれば強制的と言ってもいいでしょうが、別にそういう命令が下るわけではありません。
ただ地上で学ばねばならない教訓、
果たすべき仕事、
償うべき前世での過ち、
施すべきでありながら施さなかった親切、
こうしたものを明確に自覚するようになり、
今こそ実行するのが自分にとって最良の道だと判断するのです 」
・・・・・・・・中略・・・・・・・・
「 霊界にはすでに地上生活を体験した人間が大勢います。
その中にはもう一度地上へ行って果たさねばならない責任、やり直さなければならない用事、達成しなければならない仕事 といったものを抱えている者が 沢山います。
そして、その目的のためのチャンスを与えてくれる 最適の身体 を求めているのです 」
・・・・・・・・中略・・・・・・・・
──これまで何回も地上生活を体験していることが事実だとすると、もう少しはましな人間であってもいいと思うのですが・・・。
「 物質界にあっても聖人は聖人ですし、最下等の人間は何時までも最下等のままです。体験を積めば即成長というわけにはいきません。要は 魂の進化 の問題です 」
──これからも無限に苦難の道が続くのでしょうか。
「 そうです。無限に続きます。
なんとなれば苦難の試練を経て始めて 神性が開発 されるからです。
ちょうど金塊がハンマーで砕かれ磨きをかけられて初めてその輝きを見せるように、神性も苦難の試練を受けて始めて強く逞しい輝きを見せるのです 」
──そうなると死後に天国があるということが意味がないのではないでしょうか。
「 今日あなたには天国と思えることが明日は天国とは思えなくなるものです。
というのは真の幸福というものは今より少しでも高いものを目指して努力するところにあるからです 」
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それぞれが、最適な身体と最高の境遇を選んで、神様から肉体をお借りしています
この地上世界でどうしても、償うべきカルマ、学ぶべき教訓、やるべき仕事などがあって、事前に自分で決めてきたことなら、ただ、受け入れるしかないと思うのです
いずれ、<霊性進化>と共にすべてが明らかになることでしょう。
「目的は何か?」と追及するより、目の前の試練や苦難を通じて働く【神の愛の摂理】を感じながら、地上生活を体験してゆきたいと思います
<私>も<あなた>も<全て>が、【大霊の一部】、【神の分霊】です
<不滅です>、<永遠の存在です>、<無限の可能性を宿しています>、<光そのもの、完全無欠です>
やがて必ず、【自我】を超越し、【霊我】、【神我】を現してゆくことが出来ると信じます
最後まで、お読み頂きありがとうございました。
守護神様、守護霊様、背後霊様、古の霊の皆様および亡き妻の霊、私の本体・真我を通して、いつもお導き頂きありがとうございます🌺
<野の花さんたちは、この地上世界を鮮やかな色彩で明るくしてくれています 吸い込まれる美しさです >