霊の世界でも【神】のお姿を拝することは出来ません。

【神】は法則なのです。それさえ理解すれば、人生の最大の秘密を学んだことになります

 

 

【神】は、遠い昔より、崇拝信仰され、宗教や信仰という形で継承されて来ました、その捉え方もさまざまです。

 

一般的には、人智を越えた絶対的、超越的な存在、万物を創造された全智全能の存在として、表現されています。

 

なかには、人格的な存在として語られることもありますし、神秘的体験の中で感得出来るとされたりします。

 

では、<霊の世界>の人々にとって、【神】は、どのような存在なのでしょうか❓

 

二つの霊界通信、『ベールの彼方の生活』と『シルバー・バーチの霊訓』より、その一部を抜粋しますスター 

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霊界通信『ベールの彼方の生活』(一)「天界の低地」篇 一章 暗黒の世界 5 キリスト神の〝顕現〟 45~47ページ より抜粋

 (太字・アンダーライン・色付けは私が入れています。適宜、改行しています)

一九一三年九月二七日  土曜日


──もう少し鮮明に感応できないものですか。

これまで以上に鮮明にする必要はありません。私たちからのメッセージは一応意図したとおりに通じております。
 
つまりこちらでの私たちの生活ぶりや環境は一応理解していただけております。

 

ただ一つだけ付け加えておきたいことは、こちらへ来たばかりの私たちは、まだ霊としての本来の能力を発揮しておらず、

 

あなた方が実感を得ている環境が私たちにはモヤのように漠然としか映らず、その状態で最善を尽くさねばならないということです。   

──私がこうして書いている姿が見えますか。

見えますとも。

ただし肉眼とは別のもので見ております。

私たちの眼は地上の明かりには慣れておりません。

 

こちらの世界の明かりは種類が異なり、内部まで貫通する作用があります。

それであなたの心の中を見て取り、また心に直接話しかける ── あなたそのものに語りかけるのであって、もちろんあなたのその左右の耳ではありません。

 

同じように、私たちがあなたを見る時はあなたそのものを見ており、その肉体ではありません。

肉体は外套のようなものに過ぎません。

 

ですから、かりに私があなたに触れた場合、あなたはそれを肉体的に感じるのではなく霊的に感じるわけです。

 

私たちの感応の具合を理解するにはその点を念頭において、身体や脳といった器官の奥を見なければいけません。

どうやらあなたは、こちらでの私たちの働きぶりや暮らしの環境についてもっと知りたがっておいでのようですね。

 

こちらへ来てからの進歩にとって是非理解しておく必要のある基本的な真理の一つは、

 

神というものは、地上と同じくこちらでも直接そのお姿を拝することは出来ないということです。


これは必ずしもこちらへやって来る人間の全てが得心してくれるとは限らないのです。

 

みんなこちらへ来たら、すぐに神々しいお姿を拝せるものと期待します。

 

そこで、その信仰が間違っており神とはそういうものではないと言い聞かされて非常にがっかりします。

神の生命力と崇高さは別にこちらへ来なくても地上において、大自然の内奥を洞察する力を持つ者には明瞭に感得できるものです。こちらでも同じことです。



ただ異なるのは、生命力により実感があり、その本性を知った者にはその活用が容易にできること

 

──あたりに脈動しており、より鋭敏な感覚を身につけた私たちには、それを地上にいた時よりも強く感得できるということです。

以上は一般的な話として述べたのですが、これにもう一つ付け加えておく必要があるのは、時おり〝 神の存在 〟を実感させる現象が、特別の目的のために顕現されることがあることです。ではその一つをお話してみましょう。

 

  ・・・・<後略>・・・・

 (このあと、死を自覚した大勢の霊と彼らを導いた霊団の大集団の前に、<地球神界の最高神>が具象化顕現し、その存在を印象付けるシーンが詳しく述べられています)

 

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シルバー・バーチの霊訓(十二) 八章 神 114ページ より抜粋

 (太字・アンダーライン・色付けは私が入れています。適宜、改行しています)

 

(16)神は人間的存在ではありません。法則です。

 

それが全生命を支配しているのです。

法則なくして生命は存在しません。

法則がすなわち霊であり、霊がすなわち法則なのです。

 

それは変えようにも変えられません。そこのところが理解できない人にとってはいろいろと疑問が生じるでしょうけど、成長とともに理解力も芽生えてまいります。

神が善なるものを与え悪魔が邪なるものを与えるという論法ではラチがあきません。ではその悪魔はだれがこしらえたのかという、古くからのジレンマにまたぞろ陥ってしまいます。


(17)人間的存在としての神は人間がこしらえたもの以外には存在しません。

 

人間的存在としての悪魔も人間がこしらえたもの以外には存在しません。

 

黄金色に輝く天国も、火焔もうもうたる地獄も存在しません。

 

そうしたものは全て、視野を限られた 人間の想像的産物 にすぎません。

神は法則なのです。

 

それさえ理解すれば、人生の最大の秘密を学んだことになります。

 

なぜなら、世の中が不変にして不可変、全智全能の法則によっておさめられていることを知れば、

 

絶対的公正が間違いなく存在し、

 

宇宙の創造活動の大機構の中にあって一人として忘れ去られることがない ことを知ることになるからです。

 

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 霊の世界に行っても、人の姿形として【神】のお姿に接することは無理なのです。

特にシルバー・バーチ霊は、【神】は、<人間的存在>ではなく、【法則】である。【霊】である。と明確に断言しています 花

 

<地上世界の私たち>より鋭敏で精妙な波長の<霊界の人たち>でさえ、【神】のお姿に接し得ないのですからから、視野や思考が、五感で制限されている<肉体人間>の私たちにとっては、想像をはるかに越えています。

 

しかし【神】は、宇宙の隅々に行き亘っていて、私もあなたも、無機物も有機物も、あらゆるもの、あらゆるところ、全てに満ち満ちているキラキラ 【霊】として、同質、同材、同【生命】キラキラ 一体不可分キラキラ

 

だから、【神の法則】は、<完全完璧>、<公平公正>に機能出来るのですね キラキラ 

 

本当に驚きしかありません。

驚愕の仕組み、機構、世界・・・と言わざるを得ません ガーン

いえ、地上の言葉では表現出来ません スター

 

ただ、どのような中であろうと、私たちは、<永遠の生命>、<永遠の霊>であり、絶対不変の法則 ー【因果律】の下で、【霊性進化】を目指していることは、確かです。

 

ですから、厳しいですが、<現実>を受け入れ、この<人生最大の秘密>への理解が、少しでも深まるようにと、思います うさぎのぬいぐるみ

 

 

<私>も<あなた>も<全て>が、【大霊の一部】、【神の分霊】ですニコ

 

<不滅です>、<永遠の存在です>、<無限の可能性を宿しています>、<光そのもの、完全無欠です>スター

 

 

やがて必ず、【自我】を超越し、【霊我】、【神我】を現してゆくことが出来ると信じます流れ星

 

 

最後まで、お読み頂きありがとうございました。

 

守護神様、守護霊様、背後霊様、古の霊の皆様および亡き妻の霊、私の本体・真我を通して、いつもお導き頂きありがとうございます🌺

 

<神は人間的存在では無いのか・・・!>

 

 

<ベールの彼方の生活①「天界の低地」篇 (株)潮文社 1985年7月20日発行>

 

   

<シルバー・バーチの霊訓(十二) (株)潮文社 1988年11月30日発行>