乳がん転移 遺伝子変異は、なぜ起きる?

 

 

前回、私の妻が、乳がんの転移「癌性リンパ管症で亡くなったことをお話しました。そして亡くなった後、亡き妻と交流するため、死後の世界や霊の存在などについて、本棚に積読していたスピリチュアル書籍を読み直し始めました。

 

今回は、そもそもの亡くなった原因の「癌」について、現代医学と霊的側面の両方から、その原因をみてゆきたいと思います。

 

 

まず、現代医学ですが、私の妻は、標準治療で行き詰まりを迎えた頃、がん遺伝子パネル検査(Foundation One CDx)」を受けました。その時の資料には、要約すると次のように述べられています。

 

人の体は、約37兆の細胞から出来ていて、その細胞ごとに「設計図」を持っています。その「設計図」は、いくつかのグループに分かれていて、「遺伝子」によって細胞の「特徴」すなわち「設計図」を決定しています。

 

細胞は、常に「新陳代謝」を繰り返し入れ替わっていますが、何らかの原因(紫外線 や 放射線、喫煙 などの 生活習慣、加齢 などによって、この「設計図」の情報が 伝達エラー を起こし「遺伝子」が変異 して、もともとの特徴とは異なる 異常な細胞、すなわち「癌」細胞が増殖 してしまう場合があります

 

 

「がん遺伝子パネル検査」では、その変異した「遺伝子」を特定し有効な「治療薬」を見つけることが出来ます。ただし、現在のところ、検査によって「治療薬」が見つかる確率は、10~15%と言われています。


私の妻の場合、変異した「遺伝子」は、4つ見つかりましたが、残念ながらこれに結び付く「治療薬」はありませんでした。担当の医師から、この結果を聞いた時には、本当にガックリしました。かすかな「希望」が断たれたのです。

 

 

現代医学における、がん発症の仕組み、については、以下の「がん情報サービス」と「がんゲノム医療」に詳しく説明されていますので、ご参考にして下さい。

 

 

 

 

 

 

 

 

このように、現代医学では、「がん」の原因は、「遺伝子変異」であり、さらにその原因は、紫外線や放射線、喫煙などの生活習慣、加齢などにより、「遺伝子」に傷が付くことによると説明されています。ただ、同じような原因に晒されても、「がん」にならない人がいるのは、「がん細胞」を「修復」したり「抑制」したりする働きがあるからと言われています。


しかし、なぜ、生活習慣 や 環境変化 などが「遺伝子変異」に影響するのか、なぜ、「がん」になる人は「遺伝子変異」を 修復できない のか、それらの究極の原因については、解明されていません。

 

 

では、霊的側面から、「癌」について、どのように述べられているでしょうか。

 

「シルバーバーチ最後の啓示」 第三章 長寿と食養生 では、 次のように述べられています。抜粋箇所は、色付け文字の文章で、下線は私が入れています。

 

 ・書名:シルバーバーチ最後の啓示

 ・著者:トニー・オーツセン

 ・訳者:近藤千雄

 ・出版:ハート出版

 

 

 「 質問者 身体的に摂生につとめれば長生きできるでしょうか。 

 

シルバーバーチ 「そうとはかぎりません。ほかにも考慮すべき要因がいろいろとあるからです。物的身体は物的法則だけで支配されているのではありません。精神的法則があり、霊的法則があり、それらが相互に関係し合っているからです。

 

 そもそも霊性というものは長寿とは関係ありません。霊的なものを物的なもので計ることはできません。長寿だから霊性が高く、短命だから霊性が低いということにはなりません」 

 

質問者  一点非のうちどころのない人生を送っていた人がガンで亡くなりました。なぜでしょうか。

 

シルバーバーチ 「その答えは簡単です。その人は一点非のうちどころのない人生を送ってはいなかったということです。もし一点非のうちどころのない生活をしていれば、ガンにはなりません。ガンになったということが、どこか摂理に反したことをしていたことの証明です」 

 

 ここで、出席者の間で議論が交わされた。それを聞いていたシルバーバーチが言う

 

シルバーバーチ 「 摂理 というのは、表向きは単純に見えても、奥は実に複雑なのです。摂理のウラに摂理があり、そのまたウラにも摂理があるというふうに、幾重にも重なっているのです。全体を見ることができれば、一つのパターンがあることに気づかれるのでしょうけど、あなた方には 一つの側面 しか見えません

 

それで、〝どうして?〟〝なぜ?〟という疑問が生じるのです。一部でもって全体を判断しようとするからです

 

 ガンは 精神の持ち方 と深く関わっている病気の一つです。 個体としての不調和 が原因 です。病理学的には寄生虫病的な 増殖 をする種類に属しますが、原因をたどっていくと 意地きたなさ・憎しみ・失意・虚栄心・その他、精神と肉体の調和 を乱す何かがあり、その結果として 悪性の細胞 が 手の施しようのない勢いで 増殖 していきます。 

 

 病気は食べ物や飲み物だけで片づく問題ではありません。精神的な要素と霊的な要素も考慮しなければなりません。肉体に関わることだけで霊を判断することはできません。

不可能なのです。たとえばタバコを止めたからといって、止められずに吸い続けている人より霊的に上かというと、必ずしもそうとは言えません。霊性はその人の 生き方によっておのずと決まるもので、第三者から見てどうのこうのと 批判 すべきものではありません

 

質問者 健康のための法則を守り、その結果として健康体を保っていれば、霊的にも健康な側面が顕現され、それだけ立派であると言えないでしょうか。

 

シルバーバーチ 「それは言えます。問題はそのように心掛ける動機です。何事も動機が大切です。たとえば健康に良くないから肉は食べないというだけでは、霊性は向上しません。呼吸器に悪いからという理由でタバコを吸わないようにしても、それで霊性が向上するわけではありません。 

そうではなくて、霊性を開発しようと決意し、その開発に少しでも障害になるものは控えるというのであれば殊勝なことです。大切なのは動機です」 

 

 ここで菜食主義に徹している人が、肉食をしないのは動物を殺して食することが間違いだからであることを述べると

 

シルバーバーチ 「人類が自分たち以外の創造物への責任を自覚する段階に至れば、当然、殺生 はできなくなります。それは 霊性の発達 の一つの 指標 です。

 

 

以上の通り、現代医学と霊的著述の両方を見て言えることは、


  1、「遺伝子変異」によって「がん細胞」が発生し増殖している。

  2、その発生と増殖の原因は、「精神」の不調和 から来ている。  

  3、「精神」の不調和とは、意地きたなさ・憎しみ・失意・虚栄心などである。

 

ということなのですが、いかがでしょうか? 頭では、なるほど、そうなのか!と理解はできるのですが、素直に納得したくない自分がいます。


特に、シルバー・バーチが説明された、「がん」の根本原因は、一言では言い切れない、積み重ねがあってのことだし、それぞれ事情があるのでは、と思ってしまいます。

 

「シルバー・バーチ」の率直な説明は、かなり手厳しい指摘です。特に「精神」の不調和の原因について、私の亡くなった妻の場合、「そんな心があった??」という素直に受け入れ難い気持ちと、妻の内面で抑えていた「ストレス」が一杯積み重なっていたのか?! それを理解してあげれなかった!! そんな気持ちが交錯します。

 

 

今となっては、取り返しがつかないことなのですが、シルバー・バーチが言っているように、第三者が批判すべきことではないし、霊界に赴いた妻は、既にその明確な原因を確認しているだろうと思います。ただ、妻が生きている間に、このことについて、話し合う機会を持てなかったことを反省しています。そして、私自身、何の力にもなってあげれなかった、、、と後悔しています。

 

 

今日は、少し長くなってしまいましたが、アラン・カーデックの「霊の書」では、霊は自分の過ちを率直に理解できる話や、シルバー・バーチの霊訓で「癌」や「病気」について述べている箇所がまだまだありますので、次回以降ご紹介したいと思います。

 

 

シルバー・バーチの霊訓については、以下のホームページで詳しく紹介されています。

 

 

 

 

 

 

 

願わくば、妻の霊に一歩、また一歩、近づけることを願って🌺