リビングに向かうと母親が降りてきた美月に優しく微笑んだ
「おはよう美月ちゃん、今日は早めに学校に行くんでしょ?朝ごはんすぐに用意するわね」
ゆっくりとした動作で美月の朝食を用意する
「そんなに急がなくても大丈夫だよ」
マイペースな母につられて少し笑いながら答えると
「あらそう?でも、翔くんもいるし待たせたら悪いでしょ?」
「えっ」
椅子に座りながら疑問に思っていると
トイレにいっていたらしく廊下から翔が入ってきた
「・・・まだいたのかよ」
嫌そうな顔をして言うと
「美月ちゃん駄目よ?翔くんは美月ちゃんが遅刻しないように毎日迎えに来てくれてるんだから」
「んなの頼んでねぇし」
「そんな事言わないの、ごめんね?翔くん」
「いいんですよ、僕が好きで勝手にしてる事なんですから」
さっきとは全くの別人のような口調で応えながら美月の隣に座った
「そういえば、来週よねぇ?雪菜ちゃんが帰ってくるの」
その言葉に翔が動揺した
「・・・えぇ、確かそうだった気がします」
笑っているが引きつっていた
(・・・なんで雪姉が帰ってくるのが嫌なんだろ?いつからだっけ こんなに動揺するようになったのは)
「また、喧嘩でもしたんですかねぇ」
苦笑いをしながら応えている翔を見て美月は話を変えようと翔の髪を触る
「そういやぁさ、また髪染めた?」
「え、あぁ・・・うん」
いきなり降られたので少し戸惑っていた
「そうか?そんなには・・・」
傷んだ髪をいじり頭を撫でた
「・・・・」
「あっ枝毛!」
「�(・ω・;)ビクッ」
沈黙に耐えきれず大袈裟に言うと驚いたのか翔の体がビクッとはねた
「ごめ・・・そ、そろそろ行くか」
翔の反応に笑いを堪えながら立ち上がり玄関に向かう
すると美月の母親が慌てながら美月達を呼び止めた
「待って、お弁当忘れてるわよ」
「・・・あぁ」
「はい、翔くんのも」
「ありがとうございます」
弁当を受け取り家を後にする
続く