12月になって、街はどこもクリスマスの雰囲気で
賑やかになってきましたね ![]()
ところで昨日の深夜、テレビを何気なくみていると、
海外のダンス番組が放送されていました。
ダンスも素晴らしくて見応えがあったんですが、
1組踊り終えるごとに審査員の批評があり、
それが実に面白かった。
「Aさんは最初は目立つ存在じゃなかったけど、
今回のダンスではあなたの素晴らしさが引き立っていたわ」
「Bさんはリズムがずれていたし、足を引っ張っていた。
Aさんを持ち上げる時重いものでも持ち上げるように見えた。
Aさんが重いジャガイモの袋に見えたわ。」
聞いてると、ここまで言うの って位の辛口コメント。
だけど、良い演技の後は
ワォー
とか奇声をあげて惜しみなく褒めまくる ![]()
その的をついたコメントが面白くて番組を最後まで見たら
すっかり夜更かししてしまいました。
もし津軽三味線のコンクールで審査員の先生方が、
「三味線の練習してないんじゃないですか」
「去年より少しも進歩してませんね」
なんて言ったとしたら出演者はビビリますよね ![]()
そういえば昔のキンカン素人民謡名人戦というテレビ番組で、
民謡界の大御所 佐藤松子先生が審査員をされていて
「そこの節が違いますね。勉強し直しましょう。」というような
辛口コメントをされていたのを思い出します。
佐藤松子先生は節回しが絶妙で素晴らしい唄を歌う方なので、
芸に対してそのように厳しいのも頷けます。
昨日の番組も含めて、辛口の評価というのは
愛あってこそ
なんだなと感じました。