昨夜、TBSテレビの「情熱大陸」を途中から見ました。
日本人のフラメンコギター奏者 沖 仁さんが
スペインで行われるフラメンコギターコンクールに挑戦する
ドキュメンタリー番組でした。
以前大会に出場した時は優勝できず、
今回が最後の出場と 並々ならぬ覚悟で挑んだそうです。
この大会はソロ演奏と フラメンコ歌手の伴奏とで審査され、
優勝者が決定されるようです。
彼のソロ演奏は高い技術と表現力で、惹きこまれました。
伴奏のほうは
当日初めて会うスペイン人フラメンコ歌手の呼吸までも読んでいるような、
ものすごい集中力で伴奏しているように見えました。
結果は、日本人としてたった一人挑戦した彼が
フラメンコの本場スペインの大会で優勝を勝ち取ったのです
そして審査員からは「非常にスペイン的」と高い評価を受けていました。
このテレビを見ていて
津軽三味線大会に出場していた頃の自分を思い出しました。
青森の津軽三味線大会も 曲弾き(ソロ)と唄づけ(伴奏)の合計点で
優勝が決まるのです。
唄付けの曲目は当日決められ、歌手も誰に当たるかわからず、
まさにぶっつけ本番
フラメンコギターは情熱的で、なぜか心を揺り動かされます。
フラメンコの歴史は詳しく知りませんが、虐げられてきた人達の音楽と
番組では説明がありました。
そして津軽三味線と津軽民謡も なんとも情熱的で血が騒ぎます。
津軽三味線のルーツがボサマの門付けにあるからかもしれません。
津軽三味線の魅力を もっと世界の人々に伝えていきたいと
改めて思いました。