今さら言う事ではありませんが、
昔の津軽の芸人達はやはり凄いですね。
津軽民謡や津軽三味線は
師匠が弟子に細かく教えてくれたわけではなく、
弟子達は師匠の芸を舞台の袖で見て聞いて覚えたそうです。
今ではレコーダーやビデオがあり、ゆっくり何度も研究する事が出来ますが、
昔はそういう物があるはずもなく、一瞬で消えてしまう師匠のその日の芸を
モノにしてきたようです。
諸先輩方の話を聞くと、子供の頃に唄会を見に行って、
その日聴いた好きな唄い手の歌詞はもちろん節まで覚えて、
帰り道に歌いながら帰ったとか。
音源や映像などたくさん資料がある現代は幸せですね。
昔の芸人の話を聞く度に、身の引き締まる思いがします。