金曜日
今日は歯ブラシを10本、郵送で差入れました。
郵送じゃないと一人1本しか受付てもらえ無いのです。かと言って10人で差入れなんて無理。
10本で4年分?足りるかなぁ。。。
心の中では
「夫さんは何もしてないのになんでこんなことしなきゃいけないんだろう?」って思ってますけど。
……所詮、司法は都合が良い時に使ってくる
「正義」なんて言葉はただのカッコ付けで実際には存在しないのだと言うのがこれまでの感想です。
懲役に行くまでの時間稼ぎでわざと最高裁まで申し立てをする人達が多い中(実際に本人達に聞きました)
それでも冤罪や量刑不当を本気で
二審、三審に懸けて争う人達もいるというのに
控訴審、上告審では
見直しをされたらラッキー。審理されるのが奇跡。
そんなおかしな事を色んな弁護士が言っていたけど
裁判のラッキーってなんですか?
私の夫さんはアンラッキーって事?
クジ運が悪かったと?
それが裁判官の仕事なのですか?
つまりは裁判官の中には不真面目な仕事をしている人がいるという事ですよね?
他人の人生なんてどうでもいいや!
なんでしょうかね?
切実に冤罪だと訴えている罪を見直すのが当たり前なんじゃないの?って思います。
人手不足とか時間が無いとかそんなの人の人生が懸かっていると言うのに言い訳になりますか???
時間が掛かるのは分かっていて上告審まで申し立てている人がいる訳ですから時間が掛かろうが気にせずちゃんと見直さないと。実際に夫さんは二年くらい掛かってしまうかも知れないと言われてそれでも上告申し立てをしたのですよ。
なんなら違憲が無い事件は二審の判決で「決定」にしたらいいのでは?と思ってしまいます。
そうすれば時間稼ぎの上告審は減るはずですし。量刑不当なんて控訴審裁判官のお仕事でしょ?
人員不足のために公平な判断ができないなんてこれじゃ最高裁の正当な判断を信じて待つ人達が不憫です。
夫さんは4年ちょっとの服役ですが、これが死刑判決だった場合は本当に浮かばれないでしょう。
ただ日本では死刑判決についてはちゃんと最高裁が見直すシステム。間違えて殺めてはいけないからでしょうかね?
二審の判決が懲役刑でも自白もせず証拠もなくやっていないものは冤罪。懲役も死刑も罰金刑もどれも冤罪です。検察が証拠を出せないのだから冤罪なんですよ。もう悔しくてどう表現していいか分かりません。
私の実父は過去に問題になった冤罪事件の被害者で
す。宇都宮東警察署でスピード違反をしていないのに強引に止められスピード違反をしたと決めつけられ2万円程のスピード超過分の罰金を支払わされました。父は普段から安全運転で法定速度を守る人なので、納得出来なかったけれど測定した結果だと言われて何を言っても聞き入れて貰えず自白をさせられたと言うのです。そして悪くないのに謝罪までしたと。同じようにスピード違反で止められた人の中に年配の人がいてその人も父の隣で揉めていたのだとか。。。
何千人もの人が同じ目に遭いその中の400人以上の人達が不当に反則金を支払わされたと言う事件です。今でもネット検索で「宇都宮東警察署 誤測定冤罪事件」で出てくる事件です。どれだけの人に自白の強要をしたか分かりますよね?
この事件は被害者の一人がTOYOTAの専門の人と冤罪を立証し、結果スピードの測定器に不具合があったとして冤罪が暴かれたのです。
しかしその反則金を返金するので取りに来て欲しいと言うだけの警察。なんで取りに行かなければいけないの?と思ったのですが父は自営ですし平日は仕事で行く時間が無いので私が代理で取りに行ったのですが謝罪なんてものは何も無し。
返せばいいんでしょ?的な処理で終わりでした。
そして
やっとやっと夫さんの満期までのカウントダウンができるようになりました。
1563日
長い...
1563日もある。。。
未決が260日しか貰えていませんから。
二年近く争ってたったの260日。短っ!
否認すると反省をしていないとみなされて未決に裁判官の裁量が入らなくなるという依怙贔屓的なものがあるのです。
昨日の帰り際に夫さんは
『次の面会の時はミドリムシになってるよ!』
なんて笑って誤魔化していましたが目は微かに潤んで見えました。
夫さんのあんな顔を見たのは第一審の判決が言い渡された時以来、二度目です。私の病気を気遣い笑顔を絶やさない人。
本当は悔しいでしょう。辛いでしょうし悲しいでしょう。
私もです。でも面会の時は笑顔でと約束したのでお互いに我慢しています。
夫さんは私を裏切ったかも知れないけど絶対に強盗はしていません……