毎年8月12日

仏壇の前に

3段の段飾りを作り

それに白い布をかけ

そこに

果物や野菜やお菓子を

供えます

 

 

昔は

その祭壇の左右に

回り灯籠を何個も出して

仏壇の横の天井からも

長い提灯を

ぶら下げていましたが

 

 

母がまだ健在だった頃

全部処分して

新たに

回り灯籠を一対買いました

 

 

母の初盆の時に

母の兄弟姉妹からの御仏前で

小さな精霊船と

回り灯籠を一対買いました

 

 

今は

その二対の回り灯籠を

祭壇の左右に飾っています

 

 

母の初盆はコロナ禍で

 

誰も来れず

 

隣りに住む娘家族と

私達夫婦だけで

母の船を送りました

 

 

 

12日には

墓の花も盆花に替えます

 

 

13日にはお上人さんが

お経をあげに来られます

 

 

15日の夕また墓に行き

盆花を造花に替えます

そして

お土産を包んだ菰を

流しに行きます

 

 

13日には

迎団子を供えます

亡き母は

手作りしていましたが

私は市販のおはぎを供えます

 

 

13日暗くなり出したら

迎え提灯に火を灯します

 

 

14日の昼は素麺を

 

 

お盆3日間の夕は

ままごと道具みたいな御膳に

一汁ニ菜とお漬物等を供えます

 

 

父母が好きだった

ビールやサイダーも

一口コップに注いで供えます

 

 

盆に帰ってくる

ご先祖様は

帰る所のない

餓鬼じょうろさんを

連れてくるそうです

 

 

母は

餓鬼じょうろさんの為に

お盆の3日間

祭壇の横の

畳に置いている菰の上に

お皿に載せた食べ物を

用意していました 

 

 

そうしないと

ご先祖さんの分を

食べちゃうんだよと

言っていましたが

 

 

私は

 

もしお客様がいらしていたら

この御膳を一緒に食べて下さいと

ご先祖様にお願いしています

 

 

父は56歳で亡くなりました

 

 

父の兄は23歳で戦死したそうです

骨壷には紙が一枚だけ入っています

 

 

父の姉は20代で

嫁に行かぬまま病死したそうです

 

 

その他にも

色々な人が 

うちの墓には入っています

 

 

私は6歳の時

この家に養女に来ましたので

兄弟姉妹もおりません

 

父方の親戚も無いに等しい

 

 

盆にうちを訪れるのは

 

あの世の方々ばかりです

 

 

 

今年は

初盆が4軒あります

 

 

旦那のお母さん

母の妹

母の弟のお嫁さん

友達のお母さん

 

 

いつになく

気忙しい盆になりそうです

 

 

 

またまた長い記事になりました

 

読んで下さった方

ありがとうございます

 

 

 

遅ればせながら

 

 

暑中お見舞い申し上げます

 

 

大雨で災害に遭われた方々

心よりお見舞い申し上げます