私が衛星放送を入れるまで その2 | イギリスはやっぱりマズい

私が衛星放送を入れるまで その2

共用のアンテナがあるとキャンペーンに申し込めないことに気づいた私。

でもよく考えてみよう。
共用アンテナがあると、
スカイにとって何がいけないのか???
何がキャンペーン適用を躊躇させるほどいけないことなのか。


共用アンテナからは部屋にすでに電波がケーブルを通じて届いており、
部屋の壁には「サテライト」と書いたジャックがある。
要するに、
このジャックとデコーダをケーブルでフン!とつなげば
もうかーんたんに見れるはずなのだ。
室内にアンテナを設置し、チューニングし、
そこから壁に穴を開けるとか窓の隙間を通すとかしてケーブルを室内のデコーダまで引っ張ってくる
という大仕事はしなくていい。
どう考えても、
スカイやそのエンジニアにとっては
話はずーっと簡単になるはずなのだ



なのに。
なぜそんな簡単な客を拒むのか。



スカイは

「そんな簡単な設置はやりたくない。
 俺は一生チャレンジャーさ
 もっと強い奴に会いに行く!
((c)ストリートファイター2)

という会社なのか。

んなわけないだろう
少なくとも、英国の会社にそんなのはない
(日本の会社にもないだろうけど)


私は物欲にいったん取り付かれると、
発熱したように頭の中がそれだけになってしまう。
なんでなんだなんでなんだ、と考えながら
その日も会社に行こうと玄関を出た。
そこでコンシェルジェのマイケルに会った。
いい機会だと思ったので、
「スカイを入れたいんだけど…」
と聞いてみると、
もう入れているほかの家の人に聞いてみてあげると言ってくれた。
「でも、デコーダをカリーズとかディクソンズ(家電チェーン)で買ってきて、
 ケーブルでつなぐだけなんだけどね。
 うん、君にもできるよ」

そうだろう、私もそう思う。
私はそもそも家電の配線には結構強い。
(もとがシステムエンジニアだから)


参考にと思い、
ディクソンズのサイトを見てみた。
要するに私が今必要なのはデコーダだけなのだから、
その値段を知りたかったのだ。

見ると、


199ポンド・・・・


約4まんえん


ありえない・・・・


そんなに見る暇があるとも思えぬぜいたく品のために、
4まんえん。


ありえなすぎる


かくして、
キャンペーンを利用しない状態でのスカイ導入は、
私の頭の中のキンキンがボタンを勢いよく押し、

ハイ消えた!!!!!!!!!!!!

のであった。


(つづく)