爽やかな風が吹いた
梅雨入りしても
たまに気持ちよい日もある
そんな日に
しばらくぶりに
横浜をおとずれた
わたしの所属する書道会の展覧会が
みなとみらいギャラリーで開催されている
武田双雲門下の書道家有志とその生徒たちの書道展
タイトル「ここから」
「今この時この場所から」と
「個々から」の
意味が込められている自由で創造性あふれる作品の数々
今回はわたしは参加しなかったが
いつかは出してみたい
独創性豊かな作品にも
つぶさに見ると
基本をじゅうぶん練習してきた跡がわかる
守破離…
この言葉の意味を考えた
わたしはまだ「守」のスタート地点だが
「破離」に到達できるだろうかと不安になる
お手本に忠実に書き
上手になっていくことは楽しい
だが
さあ 自分の思いを表現しましょう
となると途方に暮れる
アイデアがあふれる人がうらやましい
そもそも
アイデアというものは
新しく生まれるわけではなく
経験や記憶といったすでにあるものを
これまでの思考を離れて
新しいつながりを得て出来上がるものかもしれない
わたしにとっての「これまでの思考」とは
「わたしにはできない」という考えだと気づかされた
そこから離れたとき
きっとあふれ出てくるものがあると予感した
そのきっかけになった
展覧会だった
感動を鎮めるためにひと休み
暑いけど
爽やかな風に誘われて
ベンチでお昼ご飯をとる人が多かった
かけがえのない日常に感謝
最後までお読みいただき
ありがとうございます