こんにちは
流鏑馬 を10年以上やっていると
曲がりなりに 指導的なことも担うことがあります
上達の速度は人それぞれだけど
いきなり上手くなる人っているんです
ふたつのタイプがあって
一つは
技術的なことを教えて
とことん練習を積むほうが伸びる人
もう一つは
気持ちを変えたほうが上達が早い人
スポーツ流鏑馬 は競技なので
人と競います
走路150メートル
14秒~8秒
三つの的
メンタルの比重が大きい
勝とうとか
人より上を行きたいとか
目立ちたいは
パフォーマンスを落とします
ほぼ …
何が心の充実感をもたらすか
それが純粋であれば
矢はまっすぐ的を 射抜きます
心のブレは 手先のブレ 身体の軸のブレ
どのスポーツにも 言えることかもしれませんね
先日
zoom 流鏑馬クリニック に
参加しました
スポーツ流鏑馬の大会に出るには
1年に一度
講習を受けなければなりません
趣旨は
「勇壮華麗な技を披露できる協議流鏑馬選手及び指導者を育成し、地域力を活かした観光事業創出および流鏑馬競技を通じた地域乗馬普及…云々」
ちょっと分かりづらい文章ですが
つまり
安全安心な流鏑馬騎乗って何? から始まり
主催団体が創出した
「流鏑馬の型」を伝授するのです
流鏑馬の歴史は
「日本書紀」まで遡り
奈良県の長柄神社で「馬的射(うまゆみい)」の記載があります
鎌倉時代
源頼朝が流鏑馬を積極的に推奨し
武士のたしなみとなりました
戦国時代
集団戦や鉄砲戦が 騎馬戦に代わって主流となります
一時廃れた流鏑馬は
江戸時代で
礼法として復活します
神事として各地に広がった流鏑馬
武田流 と 小笠原流 が担っています
今日
身近で 老若男女が楽しめるよう
競技性を加えたのがスポーツ流鏑馬
希少となった和種馬を守るため
スポーツ流鏑馬は
使用馬を 和種馬またはそれに準じた馬と定めています
わたしが属するスポーツ流鏑馬は
「南部流鏑馬」で 戦闘馬術です
なぜ 戦闘馬術を推奨するのか? は
以下のとおりです
その昔
落馬は死につながりました
確実な馬のコントロール
即座に前後左右に対応できる騎乗が必要です
馬の乗り方 弓さばき が
迅速かつ的確な乗り方…
それは
戦闘馬術をおいてほかにありません
江戸時代の流鏑馬を「庭乗り馬術」と 講師の先生は言いましたが
戦闘馬術はそれとはちがうのです
講師の先生が
「 中てようとしなくても中たる 」
正しい騎乗と正しい弓づかいさえあれば …
という意味を含んで
おっしゃっていたのが印象的でした
流鏑馬におけるコツや注意点など
今後
ボチボチ投稿してこうと思います
最後まで読んでいただき
ありがとうございました