アセンダントとは、西洋占星術において重要な概念の一つです。

アセンダントとは、英語で「Ascendant」と呼ばれ、略して「ASC」と表記されることが多いです。

 

アセンダントは、太陽の通り道である黄道と東の地平線との交差する点のことを指します。

この点は、地球の自転によって日々、時々刻々と変化します。

そのため、アセンダントは、生まれた日時と場所によって決まります。

 

アセンダントは、ホロスコープを12のハウスに分割する際の最初の起点になります。

ハウスとは、占星術において人生のさまざまな分野を表す区画のことです。

アセンダントがどの星座にあるかによって、ハウスの分割方法が変わります。

例えば、アセンダントが牡羊座にある場合、第1ハウスは牡羊座、第2ハウスは牡牛座、第3ハウスは双子座というように、黄道十二星座の順番に沿ってハウスが割り当てられます。

しかし、アセンダントが蟹座にある場合、第1ハウスは蟹座、第2ハウスは獅子座、第3ハウスは乙女座というように、ハウスの割り当てが変わります。

 

アセンダントは、ホロスコープの持ち主の生まれながらの容姿や資質を象徴するとも言われています。

アセンダントのサインが、その人の第一印象や外見、性格、気質、行動様式などに影響を与えると考えられています。

例えば、アセンダントが牡羊座の人は、積極的で自信があり、リーダーシップを発揮する傾向があると言われています。

一方、アセンダントが蟹座の人は、感受性が高くて優しく、家庭や家族を大切にする傾向があると言われています。

アセンダントは、西洋占星術において、自分のホロスコープを理解するための重要な手がかりの一つです。