1978(昭和53)年1月15日(日)
この日、私にとっては生涯忘れることが出来ない事でしょう。
ついに、ついにかねてからの念願であった、国際劇場における大好きなマーちゃんのワンマンショーをこの目で見て来たのです。
本当に夢のような一日だった。S席3700円の所で見た。
本日は成人の日と言うこともあって、特別に一日三回のステージ。本当にご苦労様でした。
その3回目に私は見たのだ。
でも朝家を出る頃は、何となく夢のようで、現実と結びつかないでそんなにドキドキしたり、落ち着かなかったりしなかったの。自分でもすごくおかしいなぁ・・・・って思ったけど。
だけど、夕方地下鉄を降りたら目の前に貼ってあった森昌子ワンマンショウのポスター。
それを見た時、私の心臓は一斉に鼓動しはじめた。
その時初めて、「あぁ、ついにここまで来たんだなぁ…」って実感があったから。
そして地下鉄のホームを上がったところに国際劇場まで徒歩8分森昌子ワンマンショウの看板。
もうこうなってくると、考えることはマコの事ばかり。靴ずれの足の痛みなんて考える余地もなく、自分でもだんだん足が速くなっているのに気がつく始末。
なんと言うか、足が地に着いてないといったそんな感じで、国際劇場までの道のりが何と遠く感じられたか。
とにかく客席に座っていても周りの人たちが全部マコのファンかと考えると、うれしくってうれしくって…
もちろん空いてる席なんて一つもなく、立ってる人もかなりいたのです。
ファン層も実に広くって、相変わらず素晴らしい人気。
まばたきをするのも勿体ないような、実にあでやかで素晴らしいステージ。そして迫力満点のマコの歌、とってもとっても素敵でした。
最初の晴れ着姿もとってもかわいいし、豊和ちゃんとの踊りも決まってたし、あの二人、すご~~くお似合いね。
この日、ラブラブショーに出てたのに、見られなかったのはすごく残念!
マコ、とても口では表現出来ないほど素敵な人なんです。あのちっちゃな体の内に秘めた素晴らしい歌唱力。
とっても偉大で大きく感じられた。
本当は、大声張り上げたかったけど、やっぱりそれは出来なかった。それがちょっぴり残念!!
でも最後まで素晴らしい歌を歌ってくれました。
あの純白のドレス姿で深々とあいさつするマコの顔がまだ見えるみたい。
やっぱり、歌手・森昌子日本一!!
素晴らしい歌を本当にありがとう。
(注:当時高校生だった私が書いた文章をほぼそのまま書き起こしてます)
生まれて初めての東京の大劇場でのワンマンショーで、大感激で興奮気味の私です。
あの劇場にいるお客さんが全員昌子ちゃんの大ファンの人たちだと思っていたみたい(笑)
この日、テレビでは「ラブラブショー」に共演してた三波豊和さんと出てましたが見られませんでした。
ビデオの無い時代なので諦めです。
この日は、埼玉県浦和市(当時)にあった親戚の家に泊ったんです。
今はもう無いんだけど。
確かこの日は、その親戚の人が浅草まで連れて行ってくれたのです。
田舎者だから…
お昼には新宿の高層ビルに登ったような記憶があります。
(昌子ちゃんの想い出が強すぎて、そちらの記憶がきわめて薄い)
終わるまで、花やしきで時間をつぶしていてくれたようです。
(当時親戚の人には、小学校低学年の子供が居たので)
あの頃の国際劇場でのワンマンショーの前は、必ず寅さんの映画が上映されてました。
つまり、寅さんの映画とワンマンショーがワンセットって感じで。
早く昌子ちゃんのショーが始まらないかと、そればっかり考えてましたから映画の記憶は皆無です。
その時の衣装をスケッチ。