1977(昭和52)年8月8日(月)
PM0:00 テレビ朝日 アフターヌーンショー
「森昌子・・・揺れる18歳の告白録」
もう、タイトルを見たときはビックリ。
だって告白録だなんて事が大きいんだもの。どんな内容かすごく心配でもあったし。
この番組を新聞で知ってから、ず~~っといろいろ考えちゃって私の心はドキドキ・・・。
心臓に良くないね。大ファンだとどんな告白なのか 口では言えないくらいに心配で・・・。
とにかく見て、なんか心に引っかかったのです。
マコの人間性が偉大な人だなぁ・・・と思う反面、どうしてつらくっても仕事の時は 普段とちっとも違わない笑顔見せていられるんだろう・・・って。
今日のマコは、真白のロングドレスに身を包んでて、ヘアスタイルがまとまってるせいか ものすご~~くかわいいのです。目がくりくりしててほんとに すご~~くかわいかった。
「なみだの桟橋」は、ビッグショーの時の編曲で歌った。
演歌は好きだし、小さい時から歌ってきてるけど 本当の演歌は まだわからないって言ってた。
私はそれでいいと思うの。マコは年相応の歌を歌ってて、決して背伸びをしないで自分なりの演歌を力いっぱい歌ってるのだから・・・。
歳を取るにしたがって 自然にわかってくる事だと思うから。
それで、ある日のマコの一日を追ったVTRを映した。
この前の風邪で苦しい時で、マネージャーさんと喋ってる声もがらがら声。
ベンザの武田薬品に、風邪を引かないでくださいって言われたけど こればっかりはどうしようもないって嘆いてるの。
マコのこの日の仕事は 全部で五つ。
ものすごく辛そうで、見てるのがやるせなくなっちゃうほど いつもの笑顔のマコとはかけ離れていて・・・・。
あんなに辛そうなマコの顔見たのは初めてだから、いまだに辛そうな顔が目にやきついてしまって・・・。
そしたらそのVTRを見てから、“大変お見苦しい所をお見せして申し訳ありません”って謝ってくれたのです。マコらしい言葉だよね。
でも、マコは私なんかが想像していたより ずっとしっかりしてて大人なんだよね。
話の一つ一つがまとまってるし良く考えてるもの。
マコの夢って、私みたいな普通の人からしたら すごく当たり前の事なの。
それが・・・電車やバスに乗ってあちこち買い物に歩きたい・・・って事なのです。
そんな当たり前の事が出来ないんだね。実感してしまった!
最後に「母に手紙を書くときは」を全部歌ってくれた。
すごい迫力の熱唱で・・・。すごいんだなぁ。
あんな小さな体なのにどこからあの迫力は出てくるんだろう。感動して感想がいっぱいあって 何から手を付けていいかわからない私でした。
ちなみに、マコのマネージャーはふたりで、チーフマネが赤坂雅之さん、担当マネが深津順一さんです。
(注:当時高校生だった私が書いた文章をほぼそのまま書き起こしてます)
「彼岸花」を歌ってた頃ですね。この赤い衣装はよく覚えてます。