1976(昭和51)年6月21日(月)
PM 6:20 ニッポン放送
タカオと順子の歌謡曲だよどっきり放送曲
徳間音楽工業提供のこの番組、今日はマコがゲストだった。
おもしろかったぁ!マコって、二枚目の時と三枚目の時がコロコロ変わるんです。
どっちかと言うと、三枚目の時が多かったけど、すごく愉快で楽しかった。
それにしても5周年だなんて、早いなぁ。
小川順子に言わせれば、ずいぶん大人っぽくなったって。順子ちゃんとマコ、ふざけ合っててすごくおもしろい。
それから7月1日に新LP17歳の演歌アルバムが出るんだって!それも懐メロばっかりらしいからうれしい。この企画ずっと続けるんですって。
「せんせい」「白樺日記」「あなたを待って三年三月」「下町の青い空」そしてマコが一番好きだと言う「お手紙をあげてもいいですか」をかけてくれた。
私が知りたかった映画の話は残念ながらしなかった。せっかくはがき出したのに…
5年目だなんて嘘みたいだって、そして嫌だったことは今まで無かったって。
うれしかった事は、デビューしてその年に新人賞をもらった事と、高校に入ってからたくさんの友達(芸能界以外の)と付き合えたことですって。
好きな科目は、現代国語と日本史だそうな。
「風と雲と虹と」に出てるくらいだから日本史が好きなのかも?
そして桜たま子と言う新人に先輩として照れながら「けじめをしっかりした方がいいですね」だって。自分で言ってものすごく照れてんの。
ものまねの話も出て17~8人くらい出来て、それでも得意の人ってないんだって。むりやり園まりと天地真理のものまねをちょっぴりやらされてたけど。
マコ「本当にやるんですかぁ」なんて言いながらも歌ってくれた。
でも昌子節を忘れるような事は絶対にないって。当たり前だよね。
素直で愉快なマコの本音が聞けたみたいで楽しい番組でした。
PM10:00 フジ 夜のヒットスタジオ
最初に森進一が「せんせい」を歌ってくれて、マコはちあきなおみの「四つのお願い」を歌って紹介した。
今日の放送はかなり豪華なメンバーなのです。
マコ最初は紺地に白の大柄なチェックのツーピースらしい服を着ていた。
「コンピューターの恋人選び」ってコーナーがあって、マコが出た。
この時は白いワンピースに着替えてきてたけど、「すごくあがってます」って言って胸を押さえているの。
そのしぐさがかわいくって素敵・・・
後ろに控えてた百恵ちゃんたちは「マコにはどんな人が似合うか?」って聞かれてて、目玉の大きな西川きよしさん‥なんて事も言っていた。
要するに周りは勝手な事を言うのよ。
質問をしたのち、相手の人の名前がコンピューターではじきだされた。
その人の名がなんとなんと・・・びっくり!
「クサカリマサオ」ですって。
マコ、何やら意味の分からない事を言って逃げ出しちゃった。そしてしゃがみこんじゃった。
さぞかしビックリしたのね。
「風と雲と虹と」で共演してたからかな?
その後すぐに「夕笛の丘」を歌ったのだけど、前の動揺が残っていたせい、調子がイマイチだった。
そしてマルかバツか緊張の一瞬。最初は下向いてじっとしてたけど、その後はまっすぐ前を見てた。
結果は残念ながらバツと出てしまった。
マコったら「そんな気がしたんです」って言ってたけど、少し残酷だわ~~17歳の女の子の気持ち考えるとね。
だけど、髪を短くしてからのマコは、とってもかわいくて笑うと出来るえくぼがたまらないのです。
(注:当時高校生だった私が書いた文章をほぼそのまま書き起こしてます)